こんにちは。時短父さんです。

私が唯一保有を続けている日本株があるのですが、それがJT(日本たばこ産業:2914)です。2018年1月に初めて買った直後、株価が暴落して、その後もずるずると含み損が拡大してしまって、どうしても手放せなくてね。

途中減配とかもあったのに、ここまで来ちゃいました、、。しかも買い増しまでしちゃって(/TДT)/

4~5年前の株価は4000円前後もあったのに、今では2200~2300円でしょ。価値が半分になっちゃったわけ。

そりゃそうよ。言わずもがな、JTの主力はたばこ製品。国内の喫煙者は減り続けているわけで、当然たばこは売れにくくなっているから。

私が生まれた頃は世の中の男性の7割くらいが吸ってたみたいよ。今じゃ、2割5分くらいでしょ。なんとか製品の値上げで売上高の減少を相殺しようとしているんだから、株価が下がっていて当然ではある。

なんだけど、ここ1週間のJT株はいい感じに上昇しました。

株価

ここ半年くらいは2200円が天井だったのに、急に突き破っちゃいました!!

何で?って思うよね。好決算が発表されたわけでもないのに。

でも決算には関係しているんだろうね。これ、思うに、最近の為替(ドル円)が急速に円安に傾いているからですね。

1ヵ月前、1ドル=109円でした。が、今は114円台。5円も円安になっています。

日本たばこ産業なのだから、主要市場が国内で為替なんて関係ないよって思いますよね。いやいや、社名とは異なり、JTの主要市場は海外市場です。売上高の6~7割は海外たばこ事業が占めているんですよ。

JT 2Qセグメント別売上収益

当然ながら、海外でたばこを売って得たキャッシュは、円に換算されて、売上高に計上されますね。従って、外国通貨に対して円安だと、円に直した時に有利になりますね。会社側の想定為替レートが分からないので何とも言えないんだけど、株価上昇を見る限りでは、それを超えてきているのでしょう。

第3四半期(6-9月)は終わって、今月末あたりに決算発表があるのでしょうけど、現在の円安は第4四半期に効果として表れますね。それを期待しての「買い」なのだと思います。

ま、為替効果は二の次で良くて、本来であれば販売量が増えるとか、単価が上昇するとか、で売上高が増加するのが望ましいのですがね。それも期待しておきましょう。

JTは減配があったけど、また増配に戻してくれることも期待しながらね。

楽しい投資生活を。
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