こんにちは。時短父さんです。

今日はちょっと配当とか株価とか、キャッシュフローとかそんな話はなしです(たぶん)。

日用品大手のプロクター&ギャンブル(PG)は12日、2021年株主総会において現行の取締役12名の他、新たに1名の取締役が選出されたと発表しました。

その名も、クリストファー・ケプチンスキー氏。知ってる?知らないかな、、。私は知っています。この人、ファストフードレストラン大手のマクドナルド(MCD)の最高経営責任者(CEO)です。

写真も載せちゃう。この人ね!
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【MCD】新CEO

マクドナルドのCEOがP&Gの取締役だって。何だか興味深いですね。ケプチンスキー氏は2019年からマクドナルドの会長兼CEOを務めている人物です。CEOになる前は、1万4千店にも上るレストランを束ねる米国事業を統括していました。

彼は消費財メーカーでの経験が豊富で、マクドナルドに来る前は、彼のキャリアはP&Gから始まったようです。あ、古巣に戻ったんだ。またペプシコ(PEP)やクラフト・ハインツ(KHC)にも籍があったみたい。いずれでもブランド戦略やオペレーション戦略を担当していたとのこと。

当然ながらハーバード・ビジネススクールにてMBAを取得しています。頭良いんだな。

P&Gのデイヴィッド・テイラー会長兼CEOは、「クリスはP&Gの取締役会に消費財・小売り分野において、価値戦略、マーケティング、ブランド構築の観点から大変な役割をもたらしてくれる」と述べています。

P&Gによると、計13名の取締役は投票総数の90%以上の賛成で承認されたそうです。それぞれの取締役は、個々の分野に置いて経験とスキル、正しい判断が出来得る資格を有していると述べた上で、多様性に富んだ構成となっています。

B. Marc Allen
Angela F. Braly
Amy L. Chang
Joseph Jimenez
Christopher Kempczinski
Debra L. Lee
Terry J. Lundgren
Christine M. McCarthy
Jon Moeller
David S. Taylor
Margaret C. Whitman
Patricia A. Woertz

13名のうち、50%が女性、33%がマルチカルチュアルな背景を持った人物です。取締役の半数が女性だなんて、大手の日本企業ではほとんど見かけないですよね。あったら教えて下さい!

P&Gは世界的な消費財ブランドです。洗濯洗剤などの製品は男女の区別なく使用するものばかりです。そのため、取締役会においても女性メンバーの構成比を高めことは、経営戦略上必要なことなのでしょう。男女問わず、全員が素晴らしい能力を持った方々なのだと推察します。

個人的にはESGを全面に出す風潮を好まないのですが(考え方は賛成です)、P&Gのような企業が増えてくることは願っていますし、こういった企業の株主であることを誇りに思いたいです。儲けていれば、それでいいという考えは少しずつ変わっていくのかなと思います。


楽しい投資生活を。
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