こんにちは。時短父さんです。

私にはちょっとした「夢」があります。

それは、公教育で金融リテラシーの授業ができること。

現在、日本では消費が伸びずに、長年のデフレ(物価の下落)から脱却できないのが課題となっています。政府も中央銀行も、何とか消費を喚起しようと、財政出動をしたり、金融緩和をしたりしてきました。それでも物価が上向かないのは周知の事実です。

日本で消費が伸びない根本的な要因・背景は、将来不安ですよね。少子高齢が進み、人口減少が続く中で、現役世代は年金を(払った分も)貰えないのではないか?という漠然とした不安が渦巻いているからです。

私もそうです。会社の給料を貰っても、すごい割合で社会保険料を取られますよね。あれ、20年後、30年後に受け取れるの?ってふつうに思います。捨ててる感あるよね。そして手取りは本当に微々たるものになってしまう、、。消費に回す分なんてあるの?っていうくらいに(笑)

だから、公的年金だけに頼らず、私的年金として自分で蓄えなきゃいけない。投資をして増やす努力をする必要があります。「貯める」だけでは、増えるけど「貯まる」だけ、、、。

でも、いざ投資をしようと思っても、その危機感を持つのは、社会人になってからが普通でしょ。給料を受け取り始めて実感するし、家族を持って、子供を授かって改めて実感するでしょう。

その時に投資をやろうと思っても、どうしていいか、何に投資をしたらいい、どのくらい資産が必要なのか分からないのが一般的だと思います。全く分からないというよりも、何となく分かるんだけど、自信が持てないと言った方がいいかな。

分からないも当然だよね。だって、それまでの人生で誰も投資について教えてくれなかったんだから。学校で教えてくれるわけでもないし、親は「貯金はしなさい」とは言うけれど、「株を買いなさい」とは言わないよね。だから、自分で勉強するしかない。

でもこれってすごく不利なことだと思うんです。30歳で投資の必要性に気付ければまだしも、40歳、50歳で気付いても、残りの時間(資産を増やすために使える時間)が少ない、、、。できれば、20歳より前から始めたい。そのためには子供の時からの金融教育が必要だと思うのです。

じゃ、親が子に教えればいいじゃんとなる訳ですが、家庭の経済的な格差がある現状においては、それは難しいのかなと思います。比較的裕福な家庭は、親が株式投資や不動産投資をやっている可能性は高く、子に教えることはできるでしょう。

一方で、比較的そうでない家庭においては、親自身が投資の経験がないことなどから、教えることができないと思われます。家庭に任せると、家庭の経済状況によって格差が生まれることになります。

なので、公教育(学校)かなと思うのですよ。特にお小遣いを貰い始める小学生のうちから、金融・マネーについての授業があってもいいかなと。最初はさ、お金の意味とか使い方から始めればいいと思うんだけど、ゆくゆくは貯蓄・保険、投資とかの基礎を教える。

問題はそれを教える先生がいないことだよね。呼んでくれれば、私が飛んでいくけど!(笑)

ロバート・キヨサキ氏の『金持ち父さん 貧乏父さん』シリーズで、貧乏父さんだったキヨサキ氏のお父さんは教育関係者でしたね。でも仕事では優秀なお父さんは、家庭に置いては毎月の請求書に支払に追われていたとのこと。

それではダメだと気付いたキヨサキ氏は、友達のお父さんである金持ち父さんに師事して、投資家・起業家を目指したのは有名な話です。

学校は基本的に労働者を育てるところです。学校で読み書き・計算を学んだ子供たちは、大人になってその多くが労働者として雇われます。労働者=納税者です。誤解を恐れず言えば、国や自治体は学校教育を通じて、将来の納税者を育成しているのです。

だから、私のこのちょっとした「夢」を実現させるのは相当難しいと思います。てか、一個人がどうこうできる問題じゃない(のは分かっている)。

でもね、子供の頃から投資や金融のことを学べていれば、将来年収が低い仕事に就いたとしても、投資があるから何となるくらいの気持ちになると思うんだよね。将来の不安は少なくなるし、消費も増えると思うの。すごく壮大で、長期的な構想だけどね。やはり投資の力は大きい。

ま、当面は個人の力で資産を守ったり、増やしたりしないといけない。本を読んだり、ブログを読んだり、投資を実践したりして学ぶんだよね。このブログが少しお役に立てれば、いいかな。そんな風に思います。


楽しい投資生活を。
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アンドリュー・O・スミス
SBクリエイティブ
2019-11-20