こんにちは。時短父さんです。

私の米国株投資の原点とも言うべき銘柄から四半期配当を受け取りました。そう、コカ・コーラ(KO)です。

配当画面(2021年10月5日)

私はコカ・コーラをNISA口座で保有しており、国内課税が免除されています。保有数量は176株、単価は0.42ドル、受取金額は66.53ドルでした。前回と変わらずです。


このコカ・コーラ、米国株をやっている人なら、保有している方は多いでしょうし、保有はしていないとしても、一度は投資を検討された銘柄ではないでしょうか?

コカ・コーラは、ご存知のように世界的な飲料メーカーですね。そして配当利回りが3%を維持する高配当株であり、59年間連続して増配をしている「配当王」でもあります。

ただ残念ながら、配当成長株(配当が毎年10%以上増加する銘柄)ではありません。コカ・コーラのビジネスは既に認知・成熟しており、売上高や利益が急激に増加して行くことは考えにくいです。コカ・コーラはパンデミックで大打撃を受けましたが、実はその前から配当成長が鈍化し始めていました。

10年ほど前には10%前後の配当増加率を示していたのですが、段々と増加率が低下していき、2021年は前年比2.4%増に留まっています。

これは配当性向が高い水準に留まっていることが影響しています。2015年からの平均的な配当性向(キャッシュフローベース)は94%もあり、ほとんど配当を増やす余裕がありません。

KO 通期FCFと配当性向推移

パンデミックで2020年の業績は、売上高が11%減、調整後一株利益が7%減となったものの、支出削減により、フリーキャッシュフローを僅かながらも増加させることができました。2021年の予想では、フリーキャッシュフローが85億ドル、配当総額72.1億ドルなので、配当性向は85%となる見込みです。

従って、来期の見通しにもよりますが、2022年の3月に受け取る四半期配当も2~3%程度の増配率となるでしょう。コカ・コーラには、しばらく大幅な増配は期待しない方がいいです。インフレやコスト上昇により、利益の圧迫がしばらく続くかもしれませんし、、。

とはいえ、私のなかではコカ・コーラは永久保有銘柄です。米国株の代名詞とも言えるこの銘柄を手放すという選択はありません。そういうのを大事にしながら、投資を続けて行きたいと思います。


楽しい投資生活を。
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マーク リクテンフェルド
APJ Media
2020-06-18