こんにちは。時短父さんです。

米スターバックス(SBUX)が11月分四半期配当を、従来の0.45ドルから0.49ドルにすると発表がありました。四半期配当の増配率は8.9%です。権利落ち日は11月10日、支払日は11月26日です。

これでカレンダーイヤーの年間配当(2021年)は、これで1.84ドルとなり、年間配当の増配率は9.5%増となります。

SBUX配当

スターバックスは2010年の配当開始以来、毎年配当を増やし続けています。当初の四半期配当は0.05ドルでした。それが現在0.49ドルということは、11年間で10倍近くに増加したことになります。素直にすごいですね!

スターバックスは年間増配率が毎年10%を上回る配当成長株でした。数年前までは20%を超える超優良配当成長株でした。が、2020年はついに10%を下回ってしまいました。それはパンデミックによって2020年の業績が大打撃を受けたからです。

下はスターバックスのフリーキャッシュフローと配当推移です。2018年(の急増)を除いて安定してキャッシュを創出していましたが、2020年は辛うじてプラスを維持したものの、それがほぼなくなりました。支払う配当の方が遥かに多くなってしまったのです。これでは次年度の大幅な増配はなくても当然です。

SBUX CF

かといってこのままスターバックスの配当が沈没するか?というとそうでもないと思っています。2021年1Q-3Q累計フリーキャッシュフローは、既に2019年や2016年の年間分を上回っており、通年では40億ドルに到達する見込みです。

配当性向も問題はありません。2020年を除き、多くても55%程度に抑えられているため、配当を増やす余力は残っています。

かつてのように20%を超える増配は期待しないまでも、10%を超えてくることは可能だと考えています。

配当成長株は、現在の利回りは低いですが、将来的に高まることが期待できますので、ポートフォリオに組み入れておいても悪くない選択だと思います。


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