こんにちは。時短父さんです。

9月最後の取引でたばこ大手2社の株価が急落しました。下落したのはフィリップ・モリスインターナショナル(PM)とアルトリア・グループ(MO)です。それぞれ、4.72%安、6.61%安でした。

【PM】チャート

MO 株価

何故?と思われるかもしれません。米連邦議会での債務上限引き上げの問題でしょうか?違います。中国の不動産会社のデフォルト危機でしょうか?違います。インフレでしょうか?違います。まさか、たばこ税引き上げ?違います。

30日、米国国際貿易員会(ITC)は2社の競合であるレイノルズ・タバコによって持ち込まれた係争である、IQOSを米国に輸入することを禁止すると発表しました。

ご存知のようにIQOSは、フィリップ・モリスによって生産される紙巻たばこの代替製品ですね。これをアルトリアが米国に輸入して販売しています。この禁止措置は、すでに輸入されたIQOSの販売も禁止しているようです。

ITCはこのIQOSがレイノルズが保有する2つの知的財産を侵害していると認定したのです。具体的には、IQOSがエアロゾルを創出するヒーターに付随する電源装置などだそうです。まぁ、私はたばこ株ホルダーですが、たばこは吸わないので仕組みは詳しくないので、詳細まで解説できずにすみません。

ただこれで全て決定したわけではなさそうです。まだフィリップ・モリスやアルトリアに控訴する権利は残っているようで、もしかしたら法廷での争いがしばらく続くかもしれません。

「輸入禁止」と言ってもですね、このIQOSは米国では4つの州でしか販売されていないようなんです。ジョージア、バージニア、南北カロライナです。だから、禁止されてもそれほど影響はないだろうと思っています。IQOSの主戦場は、欧州と日本ですし。

ということで、これ自体はあまり心配の要らない問題かと考えています。ということは、今回の株価急落は絶好の買い場になる可能性が高いです。10月配当の権利落ち日はとっくに過ぎてしまったけれど、ここは買っておいても悪くないのでは?と思うのです。

皆さん、どうお考えでしょう?

楽しい投資生活を。
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「年100回配当」投資術ー日本人が知らない秘密の収入源
マーク リクテンフェルド
APJ Media
2020-06-18