こんにちは。時短父さんです。

時短父さんは毎月第2金曜と最終金曜の2回、ポートフォリオにおける最低評価銘柄を10万円分ずつ買い増すことにしています。こうすることで、買い忘れを防いで、定期的に保有株を増やす積立を継続できますし、なんといってもポートフォリオのリバランスができるのが、良いです。

ただ、最低評価銘柄を買うということは、その時点において不人気な銘柄であることが多く(何故ならポートフォリオが高配当利回り株に偏っているから)、一般的には買いたいと思われていないような銘柄を買い増すことになります。だから批判も多いし、このやり方をお勧めしている訳でもありません。

高配当株だけでポートフォリオを組んでいるわけでもないし、グロース株との組み合わせで、全体としてプラスであれば、不人気株を買い高配当を狙ったって、私は良いと思います。

で、8月の最終金曜だった昨日、私は今は株価絶不調のAT&T(T)を買い増しました。冒頭で10万円と書きましたが、最近家計が厳しくなってきて、投資に回せる資金を減らしたので、7万5千円分にしました。

買い付け画面(2021年8月)

単価は27.00ドル、数量は25株、合計675ドル分。税込・手数料込の受渡代金は75,683円です。

AT&Tを買ったのは昨年12月以来、約8ヵ月ぶりのことです。えー。もうそんなに長い間買ってなかったかな、、。

てか、でもなんでAT&Tを買い増したの?て思っていますよね。自分で決めている買付ルールとはいえ、来年(?)減配がほぼ確実な銘柄を何故買うのか?ですね。しかも株価はだだ下がり。ナンピン買いというやつです。

株価チャート

AT&Tの株価が下がっている主な要因は、通信会社にも関わらず、メディア事業を拡大させようとして、M&Aを行い、18兆円にも及ぶ巨額の負債を抱えてしまったことにあります。

しかもそれが本業である通信事業とのシナジーを生まず、利益貢献してこなかったことが株価を押し下げているのでしょう。ネットフリックスやディズニープラスなどのストリーミング配信分野での競合激化も要因のひとつです。

そして直近の株価下落は、そのメディア部門の切り離しに伴って、配当が減額されるだろうという観測(ほぼ確実な観測)によるものです。

そりゃ、配当が減らされるんだもの、痛いよ。私は今回のAT&T買い増しで、保有株数は308株になりましたが、ドルベースでの含み損は15%になっています(TДT)

いや、でも思い出してみると、昨年エクソン・モービル(XOM)の株価が暴落した時、含み損は30%~40%にも達していました。それに比べれば、まだマシです。

それに、あの後、原油価格の上昇に伴って、株価も回復しましたね。株価が落ちていた時に買っていたお陰で、平均取得価格を下げられたので、株価回復局面では含み益にもなりました。

やや楽観的な見方をすれば、AT&Tでもこれがあり得るんじゃないかな?て思うわけです。

メディア部門の切り離しにより、現金を手にして負債を1/3程度減らせるため、AT&Tは身軽になります。本業に集中できますね。それに米政府の650億ドルのインフラ投資は、通信事業には追い風となるはずです。

減配については、もう株価には織り込まれているはずなので、現在はある意味では買い時なのかもしれませんね。


楽しい投資生活を。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

「年100回配当」投資術ー日本人が知らない秘密の収入源
マーク リクテンフェルド
APJ Media
2020-06-18