こんにちは。時短父さんです。

先日、Oxfordクラブのメルマガで、インカムストラテジストのマーク・リクテンフェルド氏の記事が配信されてきました。そのタイトルは『なぜ、ベライゾンを推奨しなかったのか?』です。

マークさんはよく、金融のニュース番組や出版物で銘柄の見通しについてコメントするように依頼されるようです。数年前、彼はCNBCの番組でベライゾン(VZ)について話してほしいと頼まれました。

番組内でマークさんは「この株が好きだ」とは言いましたが、当時の彼はOxfordインカム・レターの購読者にベライゾンを推奨しませんでした。業績見通しが良かったにも関わらずです。

その理由は、「10-11-12システム」にあるそうです。「10-11-12システム」は10年以内に初期投資金額に対して、11%の利回りと10年平均で配当再投資による複利成長で平均12%の総リターンを達成するための戦略です。

Oxfordインカム・レターにて推奨する銘柄はこの戦略に沿ったものらしいのです。つまり配当成長を主眼においている。ここで言う配当成長とは、年平均10%程度の成長のことを指します。

だから、彼はベライゾンが好きでも、年間配当成長率が平均2%であることを理由に、インカム・レターでは推奨しなかったのだそうです。


確かにベライゾンの配当成長率は決して高くありません。私が自分で管理しているファイルを見返してみても2%ちょっとしか配当は増えていませんし、私も2%成長は少し不満です(`ε´)ぶーぶー

マークさんが高い配当成長を推す理由は、インフレに強いからとのこと。配当が毎年10%増えて行けば、今日1000ドルの配当は、5年後に1464ドルに、10年後には2357ドルになります。

まぁ、アメリカはちゃんとインフレが起きる国だから、そのような考え方もあるでしょう。でも、ここ日本ではほとんどインフレなんて起きていませんから、(配当が)2%成長でも良しとできるんじゃないかなと、個人的には思います。

で、マークさんは10%成長配当銘柄として、ネクストエラ・エナジー・パートナーズ(NEP)を推奨しています。NEPは米国の合資企業で、安定した、長期的なキャッシュフローを提供する再生可能エネルギープロジェクトを所有、運営、取得するために形成されました。北米に10箇所の風力発電や太陽光プロジェクトの権益を所有しています。
NEP

ESG投資、クリーンエネルギーが謳われる世の中においては、時代の潮流に乗った銘柄ですね。電力会社のネクストエラ・エナジー(NEE)と関連のある会社です。

NEPの発表済み配当(分配金)推移を見ると、過去5年間で平均17%前後の増配を行っています。毎四半期に1~2セントずつ増配しているようです。

ただ(難癖付けるつもりはありませんが)、NEPのキャッシュフローを見ると、何故マークさんがこれを推奨するのか、やや疑問に思う点があります。

NEP配当とFCF推移

過去5年間のNEPのフリーキャッシュフロー(営業CF-投資支出)と配当(分配金)総額の推移です。

これ見てどう思いますか?
2020年のフリーキャッシュフロー3.3億ドルに対して、配当(分配金)は4.4億ドルもありました。配当性向にしたら134%です。2019年も似たようなものです。

不思議ですね?マークさんは配当の安全性を測る際、配当性向が75%以上あることを一つの基準にしているはずです。

なのに、75%はおろか、100%超えが5年間で4回もある銘柄を推奨するのは何故なんでしょうか?配当性向よりも、配当成長の方が大事なのでしょうか?私にはその理由が分かりません。

確かにNEPの配当成長率は魅力的です。ただ配当の安全性の意味では、ベライゾンの方がマシのような気がします。


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