こんにちは。時短父さんです。

米国企業の4-6月期決算発表が佳境を迎えていますね。S&P500企業のうち、約400社が決算発表を終えていますが、そのうち89%が市場予想を上回っているとのことで、これは史上最高比率のようです。これらの企業に投資する皆さんも一安心と言ったところではないでしょうか?

私が投資する企業の決算も軒並み予想を上回っていました。てか、予想が低すぎるんじゃないかと思うくらいです。毎四半期、80%台の予想超えが出ているように感じますが、予想超えばかりだとこれが当たり前となってしまい、予想を超えただけでは株価が反応しなくなってしまうような気がします。

株価って、業績を反映させるものですが、同時に投資家の期待も反映させます。期待が高いほど株価は上昇します。従って、予想をどれだけ上回ったか?に焦点が移ってしまうんですね。本当に難しいところだと思います。

まぁ、株価の値上がりだけで稼ごうとしていなければ、それほど気にする必要もないことかもしれません。私は配当でも稼ごうとしています。配当は株価にはほとんど関係なく(株価が高いからといって配当が多いとは限らない)、その企業が稼いだキャッシュに依存します。

なので、私は決算発表の時はいつもキャッシュフローを見るようにしています。ただ、決算発表日にはそれが各社HPに掲載されない企業もあり、後日10Qで確認することになります。そんな企業としては、ジョンソン&ジョンソン(JNJ)やフィリップ・モリスインターナショナル(PM)、マクドナルド(MCD)がそうです。

それで、現時点でJNJとPMについては10Qが公開されていたので、調べてみました(MCDは近日掲載だと思います)。いつものことながら、前置きが長くてすみません、、、。

まずはジョンソン&ジョンソンから。
6ヵ月間の累積営業キャッシュフローは93.8億ドルで、前年同期比37.9%増加しました。19年比ではやや減少しています。投資支出は14.9億ドルで同15.8%増加しました。よってフリーキャッシュフローは78.9億ドルで、こちらは同43.0%増加しました。

ジョンソン&ジョンソンはこの半年間で54.5億ドルの配当を株主に払ってきました。従って、配当総額を、フリーキャッシュフローで割った配当性向は69%となり、前年同期の93%から大きく低下しました。
2Q FCFと配当性向

配当性向は概ね75%を下回ると、その企業の配当の安全性は高いと言えますので、ジョンソン&ジョンソンの配当は安全でしょう。まぁ、そうですよね。パンデミックが直撃した2020年において、フリーキャッシュフローが激減しても、配当性向が100%を超えなかったのですから、耐性はあるのです。

今後も同社の連続増配が続くのは、疑いようがないでしょう。

続いて、フィリップ・モリスインターナショナルです。同社は決算発表時に営業キャッシュフローのみ40.6億ドル(前年同期比33.9%増)として、公開されていました。

10Qによると、同じ期間の投資支出は3.0億ドル(同1%減)でした。もう、ほとんど大きな設備投資をしていません。40億ドル稼ぐのに、手出し3億ドルでいいんだから、、、。よってフリーキャッシュフローは37.58億ドル(同37.9%増)となりました。

ただフィリップ・モリスは株主に、フリーキャッシュフローとほぼ同額(37.52億ドル)の配当を払っており、配当性向は99.8%となっています。これはかなり高めです。

【PM】2Q FCFと配当性向

過去を振り返ってみると、6ヵ月経過時点での配当性向が100%を超えたのは、2013年以降だけでも4回もありました(通期では1回のみ)。100%未満であっても、70%~90%台と高位となっています。

配当性向が75%を超えるのは好ましくないのが一般的ですが、たばこ会社、特にフィリップ・モリスは煙をキャッシュに変換する方法をよく知っています。同社は2020年に98億ドルだったフリーキャッシュフローを、2021年(通期)には約110億ドルになるだろうと予想しています。

これまでの増配実績等を踏まえて、キャッシュフロー減少に見舞われなければ、当面フィリップ・モリスの配当は安全と言えるでしょう。


楽しい投資生活を。
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マーク リクテンフェルド
APJ Media
2020-06-18