こんにちは。時短父さんです。
米たばこメーカーのアルトリア・グループ(MO)が4-6月期の四半期決算を発表しました。内容は良かったです。
売上高にあたる純収入は69.3億ドルで前年同期比9%増加しました。全ての報告セグメントで増収となっています。たばこ税引き後の収入は56.1億ドルで、市場予想の53.6億ドルを上回りました。
営業利益は31.8億ドル(前年同期比14%増)、純利益は21.5億ドル(同11%増)でした。希薄化後一株利益は1.16ドル(同12%増)、一時項目を除く調整後一株利益は1.23ドルで市場予想の1.17ドルを上回りました。

セグメント別では、紙たばこ製品の純収入は60.5億ドル(前年同期比8%増)、経口たばこ製品は6.9億ドル(同5%増)、ワインは1.6億ドル(同27%増)でした。
調整後OCI(その他包括利益)では、紙たばこ製品が27.8億ドル(前年同期比11%増)、経口たばこ製品が4.7億ドル(同3%増)、ワインが0.3億ドル(同80%増)でした。
1-6月までの累積キャッシュフローでは、営業キャッシュフローが26.8億ドルとなり、前年同期比で46%減少しました。1-3月期で30.4億ドルもあったのに、それよりも下回ってしまっています。

これは前年同期は法人税等を戻し入れた分が剥落したこと、未払い決済費用(15.8億ドル)を差し引いたことなどによるものです。ある意味、昨年の営業キャッシュフローが下駄を履かされていたようなものです。
投資支出は0.5億ドルで、ほとんどないにも関わらず、前年比で半減しています。よってフリーキャッシュフローは26.2億ドルとなりました。ちなみにアルトリアはこの半年間で31.9億ドルの配当を払っていますので、配当性向は121%です、、、。
ただあまり配当については心配しないで下さい。ここ数年、通期の配当性向は70~80%に収まっていますので、残り半年間で営業キャッシュフローの上積みがあると思います。
またアルトリアの経営陣は、利益ベースの配当性向を80%程度としています。朗報なのですが、今回アルトリアは、通期ガイダンスにて調整後一株利益の下限予想を引き上げました。それによると、これまで4.49~4.62ドルとしていたものを、4.56~4.62ドルとしました。
これはワイン事業(Ste. Michelle)の売却時期の見通しがついたことなどによるものです。
仮に通期一株利益が4.62ドルだったとしたら、配当性向が80%で年間配当は約3.69ドルとなります。現在は3.38ドルですから、9%ほどの増配となる見込みです。
現実的には次回の四半期配当(10月分)で、現行の0.86ドルから0.90ドルへの4.7%増配くらいでしょう。年間配当は4.56ドルとなり、配当性向は76%です。これくらいは最低やってくれると思います。あとはキャッシュフローとの兼ね合いですね。
楽しい投資生活を。

米たばこメーカーのアルトリア・グループ(MO)が4-6月期の四半期決算を発表しました。内容は良かったです。
売上高にあたる純収入は69.3億ドルで前年同期比9%増加しました。全ての報告セグメントで増収となっています。たばこ税引き後の収入は56.1億ドルで、市場予想の53.6億ドルを上回りました。
営業利益は31.8億ドル(前年同期比14%増)、純利益は21.5億ドル(同11%増)でした。希薄化後一株利益は1.16ドル(同12%増)、一時項目を除く調整後一株利益は1.23ドルで市場予想の1.17ドルを上回りました。

セグメント別では、紙たばこ製品の純収入は60.5億ドル(前年同期比8%増)、経口たばこ製品は6.9億ドル(同5%増)、ワインは1.6億ドル(同27%増)でした。
調整後OCI(その他包括利益)では、紙たばこ製品が27.8億ドル(前年同期比11%増)、経口たばこ製品が4.7億ドル(同3%増)、ワインが0.3億ドル(同80%増)でした。
1-6月までの累積キャッシュフローでは、営業キャッシュフローが26.8億ドルとなり、前年同期比で46%減少しました。1-3月期で30.4億ドルもあったのに、それよりも下回ってしまっています。

これは前年同期は法人税等を戻し入れた分が剥落したこと、未払い決済費用(15.8億ドル)を差し引いたことなどによるものです。ある意味、昨年の営業キャッシュフローが下駄を履かされていたようなものです。
投資支出は0.5億ドルで、ほとんどないにも関わらず、前年比で半減しています。よってフリーキャッシュフローは26.2億ドルとなりました。ちなみにアルトリアはこの半年間で31.9億ドルの配当を払っていますので、配当性向は121%です、、、。
ただあまり配当については心配しないで下さい。ここ数年、通期の配当性向は70~80%に収まっていますので、残り半年間で営業キャッシュフローの上積みがあると思います。
またアルトリアの経営陣は、利益ベースの配当性向を80%程度としています。朗報なのですが、今回アルトリアは、通期ガイダンスにて調整後一株利益の下限予想を引き上げました。それによると、これまで4.49~4.62ドルとしていたものを、4.56~4.62ドルとしました。
これはワイン事業(Ste. Michelle)の売却時期の見通しがついたことなどによるものです。
仮に通期一株利益が4.62ドルだったとしたら、配当性向が80%で年間配当は約3.69ドルとなります。現在は3.38ドルですから、9%ほどの増配となる見込みです。
現実的には次回の四半期配当(10月分)で、現行の0.86ドルから0.90ドルへの4.7%増配くらいでしょう。年間配当は4.56ドルとなり、配当性向は76%です。これくらいは最低やってくれると思います。あとはキャッシュフローとの兼ね合いですね。
楽しい投資生活を。

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