こんにちは。時短父さんです。
米マイクロソフト(MSFT)と米ビザ(V)の4-6月期決算が発表されました!
簡単にいうと、マイクロソフトの一株利益は48%の増益で市場予想を上回り、ビザの一株利益は41%増加し、こちらも市場予想を上回りました。
ただ、マイクロソフトのウィンドウズデバイスの売上が3%減少したことで、時間外取引では2.8%ほど株価が下落しています。
もう少し詳しく見て行きましょう。
まずはマイクロソフトから。四半期の売上高は461.5億ドル(前年同期比21%増)、営業利益は190.9億ドル(同42%増)、純利益は164.5億ドル(同47%増)、希薄化一株利益は2.17ドルでした。一株利益の市場予想は1.92ドルでした。

セグメント別ではProductivity and Business Processesの売上高が146.9億ドル(同25%増)、Intelligent Cloudは173.7億ドル(同30%増)、More Personal Computingは140.8億ドル(同9%増)となっており、クラウド関連がけん引しています。
セグメント利益はそれぞれ2ケタ増ですが、Productivity and Business Processesはなんと前年同期比62%も増加しました。一方で、ウィンドウズデバイスの販売が減少したことで、More Personal Computingは9%増に留まりました。
セグメント別営業利益率では、それぞれ44%、45%、35%となっており、いずれも前年同期比から上昇していて、本業で稼ぐ力が強化されていることが分かります。

四半期のキャッシュフローでは、営業キャッシュフローが227億ドル(前年同期比21%増)、投資支出が64.5億ドル(同36%増)で、フリーキャッシュフローは162.5億ドル(同16%増)でした。営業キャッシュフローマージンは49%です。
ちなみにマイクロソフトはFY2021通期の決算も発表しています。売上高は1680億ドル(前年比17%増)、営業利益は699億ドル(同32%増)、純利益は612億ドル(同38%増)、一株利益は8.05ドル(同39%増)となっています。
株価が下がったようですが、こんなに強い決算内容なのに本当に不思議ですね。ここは押し目買いのチャンスかもしれませんよ。
続いてビザです。ビザの四半期売上高は61.3億ドル(前年同期比27%増)、営業利益は40.6億ドル(同36%増)、純利益は25.7億ドル(同9%増)でした。希薄化後一株利益は1.18ドル(同10%増)で、調整後一株利益は1.49ドル(前年同期は1.06ドル)でした。調整後一株利益の市場予想は1.35ドルでした。
売上高と営業利益はコロナ前のFY2019実績を上回り、回復傾向が見られますが、純利益と一株利益はやや見劣りする内容です(報告ベースでは)。

ビザの決算のポイントは、取引量(決済)の多さで世界経済の回復度合いを測れる点です。4-6月期のの支払取引量(Payments volume)は前年同期比34%増加しました。国境を跨ぐ取引量は同47%増加しています。
世界中の消費者がカード決済を利用し、モノやサービスを消費し始めていることが分かります。そうですよね。ワクチンが普及し、特に米国では航空需要が増加して、旅行も再開されています。それらはカード決済量を押し上げる要因になっています。

(ビザの決算資料より)
ビザのキャッシュフローですが、9ヶ月累積営業キャッシュフローは112.5億ドルとなり、3四半期累積としては初めて100億ドルを超えました。前年同期比では35%増です。営業キャッシュフローマージンは64%です。
投資支出は4.9億ドルで同13%減少しており、フリーキャッシュフローは107億ドル(こちらも100億ドル突破)となりました。
ただビザはこれまでと同様にCOVID-19の影響が続いていることから、通期での業績見通しを発表していません。ですが、ここまでの決算内容からすると、通期では230億ドル程度の売上高となりそうで、これはFY2019と同等水準です。やや純利益は減少するかもしれませんね。
いずれにしても回復傾向が見えてきたので、株主としては安心しています。
楽しい投資生活を。

米マイクロソフト(MSFT)と米ビザ(V)の4-6月期決算が発表されました!
簡単にいうと、マイクロソフトの一株利益は48%の増益で市場予想を上回り、ビザの一株利益は41%増加し、こちらも市場予想を上回りました。
ただ、マイクロソフトのウィンドウズデバイスの売上が3%減少したことで、時間外取引では2.8%ほど株価が下落しています。
もう少し詳しく見て行きましょう。
まずはマイクロソフトから。四半期の売上高は461.5億ドル(前年同期比21%増)、営業利益は190.9億ドル(同42%増)、純利益は164.5億ドル(同47%増)、希薄化一株利益は2.17ドルでした。一株利益の市場予想は1.92ドルでした。

セグメント別ではProductivity and Business Processesの売上高が146.9億ドル(同25%増)、Intelligent Cloudは173.7億ドル(同30%増)、More Personal Computingは140.8億ドル(同9%増)となっており、クラウド関連がけん引しています。
セグメント利益はそれぞれ2ケタ増ですが、Productivity and Business Processesはなんと前年同期比62%も増加しました。一方で、ウィンドウズデバイスの販売が減少したことで、More Personal Computingは9%増に留まりました。
セグメント別営業利益率では、それぞれ44%、45%、35%となっており、いずれも前年同期比から上昇していて、本業で稼ぐ力が強化されていることが分かります。

四半期のキャッシュフローでは、営業キャッシュフローが227億ドル(前年同期比21%増)、投資支出が64.5億ドル(同36%増)で、フリーキャッシュフローは162.5億ドル(同16%増)でした。営業キャッシュフローマージンは49%です。
ちなみにマイクロソフトはFY2021通期の決算も発表しています。売上高は1680億ドル(前年比17%増)、営業利益は699億ドル(同32%増)、純利益は612億ドル(同38%増)、一株利益は8.05ドル(同39%増)となっています。
株価が下がったようですが、こんなに強い決算内容なのに本当に不思議ですね。ここは押し目買いのチャンスかもしれませんよ。
続いてビザです。ビザの四半期売上高は61.3億ドル(前年同期比27%増)、営業利益は40.6億ドル(同36%増)、純利益は25.7億ドル(同9%増)でした。希薄化後一株利益は1.18ドル(同10%増)で、調整後一株利益は1.49ドル(前年同期は1.06ドル)でした。調整後一株利益の市場予想は1.35ドルでした。
売上高と営業利益はコロナ前のFY2019実績を上回り、回復傾向が見られますが、純利益と一株利益はやや見劣りする内容です(報告ベースでは)。

ビザの決算のポイントは、取引量(決済)の多さで世界経済の回復度合いを測れる点です。4-6月期のの支払取引量(Payments volume)は前年同期比34%増加しました。国境を跨ぐ取引量は同47%増加しています。
世界中の消費者がカード決済を利用し、モノやサービスを消費し始めていることが分かります。そうですよね。ワクチンが普及し、特に米国では航空需要が増加して、旅行も再開されています。それらはカード決済量を押し上げる要因になっています。

(ビザの決算資料より)
ビザのキャッシュフローですが、9ヶ月累積営業キャッシュフローは112.5億ドルとなり、3四半期累積としては初めて100億ドルを超えました。前年同期比では35%増です。営業キャッシュフローマージンは64%です。
投資支出は4.9億ドルで同13%減少しており、フリーキャッシュフローは107億ドル(こちらも100億ドル突破)となりました。
ただビザはこれまでと同様にCOVID-19の影響が続いていることから、通期での業績見通しを発表していません。ですが、ここまでの決算内容からすると、通期では230億ドル程度の売上高となりそうで、これはFY2019と同等水準です。やや純利益は減少するかもしれませんね。
いずれにしても回復傾向が見えてきたので、株主としては安心しています。
楽しい投資生活を。

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