こんにちは。時短父さんです。

19日のニューヨーク株式市場は久しぶりに大きく値下がりしました。優良株で構成するダウ平均株価は、先週末比2.09%安の33,962ドルで終了、ナスダック総合指数は同1.06%安、S&P500指数は同1.59%安で終了しました。ダウ平均は一時900ドル超値下がりしたほどです。

これはコロナ・デルタ株の感染拡大を警戒したものに加えて、原油安が追い打ちをかけたものだと思われます。

WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)原油先物価格は一時66ドル台後半まで値下がりし、先週末比で7%安となりました。これは石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどを加えたOPECプラスで、減産縮小が合意されたことによるものでしょう。

減産縮小で合意、つまり、「皆で原油を段階的に増産しましょう!」と合意したことを意味し、原油の供給量が増えることが確実となりました。合意によれば、8月以降これまで停止していた生産分(日量580万バレル)を回復するまで、毎月日量40万バレルずつ増産を続けることになります。

単純に考えても、(需要量が変わらず)供給量が増えれば、価格は下がります。しかも、コロナ再拡大が進行していて、行動制限が再導入されるとなれば、需要も減り、原油価格の値下がりが拡大することになります。これが、今日の原油相場の背景です。

WTI
(WTI先物価格1年チャート)

WTI先物価格のチャートを眺めてみると、昨年秋以降、原油価格は上昇を続けてきたことが分かりますね。所々で下落局面もありましたが、75日移動平均線がサポートしていました。今日の7%近くの下落で、この移動平均線をわずかに下回っているようです。

さて、原油価格の下落で直接的な影響を受けるのは、原油を採掘・産出する石油メジャーです。一年ちょっと前は原油が破格の値段で取引されたことにより、石油メジャーの収益は史上最も悪いものとなりました。

19日の原油安を受けて、ダウ平均を構成する石油メジャーのシェブロン(CVX)の株価は先週末比で2.7%下落しました。エクソン・モービル(XOM)も同3.4%安となっています。

エクソン・モービルの株価チャートを眺めてみると、上記のWTI先物価格チャートをなぞるように推移してきた(ややボラティリティは高いが)ことが分かります。なので、原油価格に影響されるのは仕方ないことだと思います。

XOM
(XOM株価チャート)

ただ悲観する必要はないと思います。株価の下落で、上記チャートに引かれた200日移動平均線を下に突き抜けているので、更なる売りが無いとも言えない。しかし、ここは押し目買いのチャンスでしょう。

短期的には原油需要は減退するし、供給は増えるため、石油メジャーの収益を圧迫するかもしれません。ただひとまず4-6月期は60~65ドルの原油価格で乗り切りましたので、同期の決算は良好なものとなるでしょう。おそらく配当も維持されます。

その先についても、見通しの悪さから株価の下落が続く可能性もありますが、このパンデミック下で経験してきた石油メジャーの株価と原油相場を振り返れば、株価の下落時は押し目買いの絶好のタイミングだと理解できるはずです。

楽しい投資生活を。
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マーク リクテンフェルド
APJ Media
2020-06-18