こんにちは。時短父さんです。

サラリーマン投資家が株式投資をするためのお金(資金)を、どこから、どのように捻出するか?はとても大事な問題です。

元々からの資産家でもない限り、お金が有り余るなんてことは、普通はないと思います。一般的なサラリーマンの場合、毎月の給料の一部を投資に回すことになるでしょう。時短父さんもそうです。

とはいえ、極力多くの資金を投資に回せば、それなりのリターンを得られる確率も高くなるので、そうしたいと思うでしょう。まじめに働き(稼ぎ)、倹約を心掛け、投資をするのが最も効率的です。

ただサラリーマンも投資だけしている(投資だけしたい)わけでもないので、投資以外の普段の生活を送る為に必要なお金を残しておく必要があるのは言うまでもありません。例えば、衣食住に関わるお金です。これらを削り過ぎてしまうと、投資の結果よりも大事な自分自身と家族の健康や命を害する恐れがあります。

投資資金を捻出するために、一日おにぎり一個の生活をしていたら、どうなるか?容易に想像できますよね。投資資金を捻出するために、家族持ちが極小アパートに住むのは精神衛生上の問題があるでしょう。

投資はあくまで自分とその家族の生活をより豊かにしてくれる手段に過ぎません。投資は目的ではないのです。ここで言う豊かさとは、経済的な結果もそうですし、投資をすることで身に着くスキルや知識なども指しています。

100万円の株式投資をすることで失うもの(例えば、そのお金で旅行に行けたかもしれない)もあるかもしれませんが、より豊かな生活を将来受け取るためだと思えば、多少の我慢はできるものです。

衣食住も聖域ではなく、最低限普通に生活できるレベル(この水準は人による)を維持できるのであれば、投資資金を捻出するために多少の我慢や節約はした方が良いですし、実際できるでしょう。

ただ、ホントに絶対に手を付けてはいけないお金だと思えるものが2点あります。

それは教育費用資金と住宅ローン返済資金です。

お子さんがいらっしゃるご家庭なら、少なからず将来の大学進学に向けて貯金なり、学資保険なり、積立投資なりで、貯蓄していることでしょう。自分の投資(ある意味で娯楽)のために、これらお子さんの教育費用資金に手をつけては絶対にダメです。

お子さんの将来はお子さん自身のもので、親のものではではないからです。多少親の影響は受けるでしょうが、基本的にはお子さん自身で決めるもの。それは進学、進路も同じ。行きたい学校、学びたいことがあったら、それはお子さんの希望や夢の実現のために、親として可能な限り応援すべきだと思うのです。

何も全て子供の言うことを親が聞けと言っているのではありません。お子さんが学びたいと真剣に思っているなら、そこについては応援しましょうと言うだけのこと。その時に、大きな額の資金が必要になるかもしれないので、それに備えましょう(※学費全額備える必要はないと思います)。それだけのことです。
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(※イメージ)

もう一つは住宅ローン返済資金です。

持ち家サラリーマンなら多くの人が住宅ローンを利用しているでしょう。低い金利で借りて、30年程度かけて返済していく訳ですが、これは投資による資産形成と同様に、かなりの長期戦です。そのため、理性的な返済計画が求められます。

ボーナスが入ったからと言って、全て消費で使い込むなんてことはしないと思います。いくらかは返済資金に充てるようにしたいですね。できれば、毎月の返済額よりも多くの金額を返済枠として確保(毎月返済額が8万円なら、9万円を確保)しておき、いつ何時訪れるか分からない家計ショックに耐えられるようにしておくべきです。

このコロナ禍の収入減少で住宅ローンの返済がままならずに、自宅を任意売却する人が続出しているようですが、せっかく手に入れて、住み慣れたマイホームを自ら手放すのは相当な苦労が想像できます。

もし収入減少になったとしても、それまでに余分に確保していた資金が貯まっていれば、数ヶ月間は一切給料がなかったとしても、返済を続けることが可能です。


教育用資金も住宅ローン返済資金も、投資のリターンで全て賄えるというなら、それらの準備は不要でしょう。でもそれはギャンブルに過ぎません。

投資は「余裕資金でやりましょう」と言うのは真実です。あなたとその家族を守るためにも、投資に使って良いお金と、絶対に手を付けてはいけないお金を区別できるようにしておきましょう。その上で、存分に株式投資を楽しみたいものです。


楽しい投資生活を。
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