こんにちは。時短父さんです。

楽天証券の投資情報コーナー・トウシルでは、毎月よく買われた米国株ランキングを掲載しています。5月の買い付けランキングによると、1位はSPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF(SPYD)となっています。ちなみに前月も1位でした。

トウシル

時短父さんもSPYDを持っています。5位のAT&Tや6位のVYMもそうですが、やはり高配当をテーマにした銘柄が個人投資家から人気があることが分かります。

さて、そのSPYDはS&P500を構成する銘柄のうち、高配当利回りの80銘柄から構成されていて、四半期毎に組入れ比率を均等にするように運用されています。よく知る銘柄がある一方で、あまり有名でない銘柄も含まれています。

ある意味でそれは必然で、有名ってことはそれなりに人気化されています。業績や見通しが良くて、買われる=利回りは低いので、このETFには組入れられない。逆に、高配当利回りは、業績や見通しが芳しくなくて、不人気で買われない=利回りが高い、ことを意味します。

そんなSPYDで、現在組入れ比率1.64%で1位の銘柄は、シーゲイト・テクノロジー(STX)というアイルランドのハードディスクメーカーです。企業向けに「Cheetah」などのストレージを製造、販売し、ノートブック用「Momentus」、デスクトップ用「Barracuda」などを扱っています。

株価

シーゲイト・テクノロジーの年初来株価は44%高となっており、比較的好調です。SPYDで組入れ比率1位となっているのはこの株高があったからです。それでも配当利回りが3%台となっているので、キャピタル・ゲインとインカム・ゲインの両方を十分に得られる可能性が高いです。

ではこのハードディスクメーカーは今後も配当を十分に出すことが可能なのでしょうか?

結論から言うと、それは厳しいものとなるでしょう。

FY2020にシーゲイト・テクノロジーは、6.73億ドルの配当を株主に払いました。一方で、同社のフリーキャッシュフローは11.3億ドルでした。つまり配当性向は約60%となっており、支払余力はまだあります。

ただご覧の通り、同社のフリーキャッシュフローは非常に不安定となっていて、配当性向も安定していません。増配余力がないわけではないものの、フリーキャッシュフローの不安定化は、投資家を不安にさせます。

STX FCF 配当推移

シーゲイト・テクノロジー株を個別で持つ投資家はあまり多くないと思いますが、配当の安全性にはやや疑問が残ります。

配当利回り3%であれば、他にもっと安全で魅力的な銘柄はあることでしょう。ETFに組み入れられて、間接的に保有するくらいでちょうど良いかもしれません。


楽しい投資生活を。
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マーク リクテンフェルド
APJ Media
2020-06-18