こんにちは。時短父さんです。

またまた保有する米国株から配当金が入金されました。今度はスリーエム(MMM、以下3M)とマクドナルド(MCD)からです。

配当画面(2021年6月17日)

なんか非常に見づらくてすみません。2銘柄とも特定口座とNISA口座で保有している分があるので、こんな画面になってしまっています。

3Mの保有数量は計53株で、一株あたりの四半期配当が1.48ドル、税引き後で計63.05ドルを受け取りました。最近買い増ししていないので、ここ3四半期は53株のままですし、受取金額も前回と同じです。

マクドナルドの保有数量は計38株で、一株あたりの四半期配当が1.29ドル、税引き後で計36.11ドルを受け取りました。マクドナルドは2月にNISA口座で4株買ったので、保有数量は前回で増えています。なので、その分(約4ドル)の受取金額が増加しています。

さて、3Mもマクドナルドも、60年以上、40年以上も連続して配当を増やしている超優良株です。読者の皆さんのなかにもこの2銘柄を保有している方、いらっしゃるんじゃないでしょうか?

ご自身の生活の身近な企業に投資するというのは、銘柄選定の一つのやり方としては悪くないと思います。応援したくなりますもんね。

3Mもマクドナルドも、優良株には間違いないのですが、両銘柄の配当を当てにしての投資であれば、これからお話しする点は頭の片隅に置いておいた方が良いかもしれません。それは両銘柄のフリーキャッシュフローと配当性向についてです。

配当株に投資するなら、ここは是非押さえておきたいポイントです。

まず3Mについてです。

【MMM】通期フリーCFと配当の推移

上記は3Mの過去5年間のフリーキャッシュフロー(FCF)と、配当総額、配当性向を示した推移グラフです。~2018年まではやや減少傾向にあったFCFは、2年連続で増加しました。

コロナ禍においても20年は前年比23%増加しました。N95マスクで有名になりましたが、医療用マスク関係が好調だったことや、投資支出を抑えたことが要因です。

配当総額自体は2.2%しか増えていないので、株主にとっては不満かもしれませんが、その分配当性向は低下しました。配当性向の低下は、配当の安全性を高めてくれますので、必ずしも悪いことではありません。

2020年時点の配当性向は51%で、2018年の65%から14ポイント低下しています。もともと問題があるほどではなかったですが、一層安全性は高まったと言えると思います。

一方のマクドナルドはどうでしょう?

【MCD】FCFと配当推移

上はマクドナルドのフリーキャッシュフローと配当総額、配当性向の推移です。2019年までFCFは増加傾向にありましたが、2020年は前年比で2割近く減少しました。コロナ禍で店舗営業に制限が掛かったからですね。

それでも配当は、配当貴族として毎年増やさざるをえません。配当が増えることは、株主としては嬉しいことではありますが、FCFの減少は配当性向を高めます。2018年~2019年で減少傾向にあった配当性向は、2020年には81%まで上昇していまいました。

配当総額自体は今後も減ることはないと思います(し、それはないことを願っています)から、配当の維持にとってFCFの増加が必須となってきます。


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