こんにちは。時短父さんです。

米たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)は11日、取締役会にて7月の四半期配当を1.20ドルとすることと、今後3年間で70億ドルを上限(下限は50億ドル)とした自社株買い計画を発表しました。

まずは配当の方から。四半期配当は1.20ドルで、前回と変わりありません。支払日は7月12日、権利落ち日は6月24日です。配当額が変わらないのは予想通りです。フィリップ・モリスの増配のタイミングは、次回10月分でしょう。おそらく1.23ドル程度(2.5%増)になると思われます。

【PM】配当推移

それよりも、フィリップ・モリスが自社株買いを発表したことの方が驚きです。しかも、その額は今後年間で50~70億ドル。なかなかの規模だと思います。

フィリップ・モリスの年次報告書を遡ってみましたが、前回キャッシュフロー計算書に計上していた自社株買いは2015年のわずか4800万ドル。それ以前では2014年に38億ドルを計上していました。2016年~2020年は自社株買いをしていませんでした。

今回は3年間で最大70億ドル。ということは、年間で20数億ドルになる見込みです。現在株価は98ドル台なので、ざっくり100ドルで買ったとしましょう。そうすると、2000万株を取得することになります。

現在発行済み普通株式数(4月22日時点)は約15億5853万株あるので、2000万株はこの1.28%に相当します。期末にはこの分だけ、フィリップ・モリスの一株利益を押し上げることになります。3年間ではその3倍ってことですね。

フィリップ・モリスは2008年のアルトリアからのスピン・オフ以降、およそ1150億ドルを配当や自社株買いを通じて、株主還元に充てています。「今回の発表は(フィリップ・モリスが)煙のない会社に移行する中で、私たちの株主に寛大に報いるための堅実なコミットメントとなる」とオルザックCEOはコメントしています。

株式市場はこの発表を好感していますね。11日の取引ではフィリップ・モリスの株価は前日比1.29%高で終えました。
【PM】チャート

株価は100ドル間近となっている反面、配当利回りは低下しています。それでも4%台後半ですからね。増配と自社株買いで、インカムとキャピタルが狙えるため、薄れたとはいえ投資妙味はまだあると思いますよ。

7月の配当を楽しみにしておきましょう!

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「年100回配当」投資術ー日本人が知らない秘密の収入源
マーク リクテンフェルド
APJ Media
2020-06-18