こんにちは。時短父さんです。

先週の米国株は強かったですね。S&P500は週間ベースで上昇し、4,232.60の最高値更新で終えました。ダウ平均株価も最高値を更新して34,777.76で終えました。ナスダック総合指数は週間ベースで値下がりしたものの、米国はとにかく強い印象があります。

それで、今の状況は投資のタイミングとしてはどうなのか?て思います。株価が調子の良い時は、このまま上がり続けるだろうと期待して、気分も良いし、追加投資してみたくなります。逆に株価の調子が良くない時は、このまま上がらないだろうとか、下がり続けるだろうとか、悲観的になってしまい、投資を控えてしまいがちです。

でも本当は逆なんですけれどね。ファンダメンタルズがしっかりした銘柄を保有しているなら、多少の調子の悪さは、逆に投資するタイミングとして生かさないといけないのです。まぁ、それでもなかなかファンダメンタルズを分析するのも大変です。

PERとか、PBRとか、指標を分析するのも一つですが、これは高ければいいってもんじゃないし、低くても良いというわけでもない。セクターによっても違うし、これだけに頼るのも難しいです。

でも現在の株価が他の人(特に投資のプロ)が考えているのと比べて、どんな水準か?ということくらいは簡単に分かります。

銀行や証券会社など機関投家による目標株価を見ればいいのです。これは券会社などに属するアナリストが担当するセクターの銘柄毎に算出している予想株価のことを指します。足元の業績や業界の展望など、さまざまな内容から構成されていますが、同時に現在の株価水準が割安か割高かを判断するのに役立ちます。

ただし、目標株価が必ずしも達成されるとは限らない点は注意が必要です。

という訳で、時短父さんの保有する個別株について、先週末時点の株価と目標株価の乖離がどうなっているか見てみることにしましょう。目標株価は様々な機関から出されており、ここでは1銘柄あたり過去10回分の平均値とします。

結論から言います。現在株価と機関投資家による目標株価(の平均)に最もプラスに乖離がある、つまり株価上昇余地が高いのはマイクロソフト(MSFT)、ビザ(V)、スリーエム(MMM)です。

下のグラフに保有銘柄の現在株価と目標株価、その乖離率を、乖離率が高い順に並べました。左側は現在株価が目標株価に届いていない、上昇余地があることを意味し、右側は逆(既に目標株価を上回っている)です。

保有銘柄の目標株価と現在株価(2021年5月8日)

マイクロソフトの現在株価は252.46ドル、目標株価(平均)は297.5ドルで乖離率は+16.9%。ビザの現在株価は232.12ドル、目標株価(平均)は270ドル、乖離率は+16.3%。スリーエムの現在株価203.07ドル、目標株価(平均)は236.1ドル、乖離率は+16.3%となっています。

マイクロソフトやビザが、単純に16%上昇するとは断言はできませんが、プロは強気に見ているのは確かです。

他にはプロクター&ギャンブル(PG)やマクドナルド(MCD)、ジョンソン&ジョンソン(JNJ)も現在株価は目標株価に届いていません。

優良企業と言われる銘柄たちは、目標株価もそれなりに高く設定されている傾向があるようです。

逆に現在株価が既に目標株価を上回っている銘柄もあります。クラフト・ハインツ(KHC )、AT&T(T)、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)です。クラフト・ハインツについては、目標株価39.1ドルに対して、現在株価は43.48ドルとなっています。

まぁ、「現在株価を高い」と見るか、「目標株価が安い」と見るかは評価が分かれるところですね。いずれにしても比較的配当利回りが高い銘柄が揃っているので、そこそこ妥当な目標株価設定と言えるのかもしれません。

さぁ、あなたは次にどこを買い増しますか?


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