こんにちは。時短父さんです。

先ほど米石油メジャーのエクソン・モービル(XOM)が2021年第2四半期の配当を発表しました。それによると、一株当たりの四半期配当は0.87ドル!
配当

おめでとうございます!配当は維持されました!

良かった!本当に良かった。配当が減らされるんじゃないかというエクソン・モービル株主の今の不安は、ひとまず解消されました。

0.87ドルの四半期配当はこれで、何四半期目でしょう。随分長いこと、この0.87ドルを見ているような気がしますが、今回で9四半期目です。4四半期までは、一年後に増配するってことなので、全くもって問題ないですが、5四半期以降になると、年間配当として増配がどうなるかちょっと心配になってきます。

  2019年 2020年 2021年
1Q 0.82  0.87  0.87
2Q 0.87  0.87  0.87←今回発表分
3Q 0.87  0.87
4Q 0.87  0.87

9四半期目ならまだOK。10四半期目でもOK。11四半期目も同額となったら、もう年間配当の増配はないってことになります。

さて、エクソンの経営陣は配当は何としてでも維持したいと前々から言明しています。そして先日発表した経営戦略においても、「利益とキャッシュフローを成長させ、配当を維持し、負債を削減する」と書かれていました。ちゃんと守ってくれましたね。ありがたや、ありがたや。

戦略
(4月27日プレスリリースより)

そして、30日発表される第1四半期決算について大方の予想では、5四半期ぶりに黒字回復の見通しで、利益とキャッシュフローが大幅に改善されると見込まれています。それは昨年記録的に落ち込んだ原油価格が今年になって回復してきているからです。

ブルームバーグがまとめたところによると、エクソンに限らず石油メジャー5社の今年のフリーキャッシュフローは計800億ドルと、20年の約40億ドルから増える見通しとなっています。エクソンは190億ドルと見込まれています。エクソンの年間配当の総額は150億ドルなので、十分に賄える水準です。

でもこの余剰現金はすぐに株主還元には向かわないとされています。何故なら、この一年間に負債が730億ドルに膨らんでしまっており、その返済も進めなければならないからです。経営としては難しい判断でしょう。

ここは株主として連続増配は諦めてもいいかなって思います。健全な財務状況に一刻も早く戻してくれれば、数年後にまた増配に転じてくれるでしょうから。ま、まずは決算を楽しみにしておきましょう。


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マーク リクテンフェルド
APJ Media
2020-06-18