こんにちは。時短父さんです。

Oxfordクラブの無料メルマガを読んでいると、(無料のわりには)結構良い情報が入ってきます。10日に送られてきたメルマガでは、マーク・リクテンフェルド氏が推薦する「永久に持っておきたい6つの高配当米国株」の最新レポートが付いてきました。情報がアップデートされたみたいですよ。

6つの高配当株が何か、知りたいですか?全てをここでは紹介できないので、詳しく知りたい方は、ここをクリックして下さい。Oxfordクラブのページに飛びます。

6銘柄が何か分かったところで、個人的にはあの銘柄に注目しています。この週末に追い風が吹き始めており、この流れがしばらく続きそうだと思っている銘柄です。皆さん、分かりますか?

そう、レイセオン・テクノロジーズ(RTX)です。マサチューセッツ州に本部を置き、航空宇宙事業を中核とした世界屈指のコングロマリット企業ですね。

何故、レイセオン社に注目するのでしょうか?というか、このレポート更新といい、世の中の動きといい、非常にタイミングが良すぎるのよう感じていて、ちょっと怖いくらいなんですけどね。

一つは、ウルフ・リサーチによるレイセオン社への投資判断の開始(Initiates Coverage On)です。ウルフ・リサーチは9日、レイセオン社を「アウト・パフォーム」と判断し、目標株価を97ドルと設定しました。現行株価78.29 ドルより24%近く高い水準ですし、同社に対する過去一年間の投資判断のなかで最も高い株価設定となっています。

もう一つは米国バイデン政権による予算教書の主要部分の公表です。これによると、バイデン政権は国防費を7530億ドルと前年比1.7%増額を要求しました。インフレ調整を加味すると実質横ばいとのこと。

各社報道では「環境」「福祉」に重点を置いた予算だと指摘があります。与党・民主党からは削減幅が小さいと落胆され、また国防費を重視する野党・共和党からは批判があるようです。

しかし、個人的にはより大幅な削減があると思っていたので、前年並みの規模を維持したというのは、むしろ国防・軍需産業にとっては悪くない結果だったのではないかと思っています。

いずれにしても7530億ドル(80兆円くらい?)という巨額のカネが動くので、米国でボーイング(BA)に次ぐ、2番目の軍需企業であるレイセオン社にとっては大きなビジネスチャンスであり、既得権益を確保したことになります。

もちろんレイセオン社は米国政府だけを相手にビジネスをしているわけではありません。カタール政府には、パトリオット・ミサイルと防空システムを提供しています。マーク・リクテンフェルド氏によるレポートにもあるように「米国の軍事予算の規模縮小は、同社の売上成長のペースを鈍化させます。しかし、同社の国際事業は拡大しており、レイセオン社の事業は必然的に需要が増加」しています。

RTX

レイセオン社の株価は、コロナ禍前の水準を取り戻しておらず、出遅れ感が目立っています。ウルフ・リサーチの目標株価の設定水準が高そうに感じましたが、それはコロナ禍前に戻るだろうとの予想に基づくものなのだと分かります。つまり今、仕込んでおけば大きな利益が得られる可能性があります。

配当利回りは2.4%と決して高くはないですが、それでもS&P500の平均配当利回り(1.5%程度)に比べれば、悪くない水準です。

国防産業は決してなくならず、そこで2番目に位置するレイセオン社は、政権政党によって多少左右されることはあっても、その恩恵を受け続けることは間違いないでしょう。そしてその株主とっても長期で投資できる安心銘柄の一つと言えます。


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