こんにちは。時短父さんです。

AT&Tは30日規制当局への提出資料(8-K)で、3月末まで最高財務責任者(CFO)を務めているジョン・スティーブンス氏と退職後の顧問契約(1年契約)を200万ドルで結んだと公表しました。

John Stephens
(ジョン・スティーブンス氏はこの人)

200万ドルって、2億円以上じゃないですかっ!たったの1年でこんなに貰えるなんて、どこかのプロスポーツの年俸みたいですごいですね。AT&TのCFOになるのと、プロスポーツで2億円稼ぐのではどちらが難しいか?どちらもですね、、、。私には無理です(笑)

でもさすがにAT&Tは2億円を一括で払う訳ではなさそうです。2億円になるには、いくつかの条件があるみたい。

まずどんな顧問をしてもらうのかというと、契約書には「tax and finance related consulting services」とあるので、税金や財務関連でのコンサルティングをするというのが分かります。直近までCFOやっていた人ですからね。当然です。

・100万ドルは6月1日に支払われる
・50万ドルは2010-11年連邦税の審査サイクルにおける問題が解決した場合に支払われる
・50万ドルは、2021年のフリーキャッシュフロー260億ドルを達成すること、21年末時点での会社の退職金基金(pension funding)が90%を超えること、退職金・その他の退職給付金に関わる負債を10億ドル以上削減すること

以上のような条件となっているようです。つまり、100万ドルは基本契約で、残り100万ドルは業績連動みたいな形となっています。

でもこれって達成可能な条件なのでしょうかね??2010-11年連邦税の審査サイクルにおける問題というのは、正直何のことか分かりません。文書には 「the resolution, disposition, or referral to appeal of AT&T Inc.’s federal tax audit for the 2010/2011 examination cycle」と「appeal」と書いてあるので、裁判とか訴訟関連なのでしょう。もしこの問題に詳しい方がいらしたら教えて下さい。

財務関連のフリーキャッシュフロー260億ドルは、従前からAT&Tが今年の予測として出している数値ですよね。だからまぁ業績が順調に行けば、これはクリアできると思います。

退職金・その他の退職給付金に関わる負債を10億ドル削減することというのは、どうでしょう。AT&Tのバランスシートによると、2020年末時点で同項目は182億ドルもあります。従業員が多い巨大企業グループだけに、その(未払い)退職金は莫大なものになるのですね。182億ドルから10億ドルを減らすのは、できなくはなさそうなレベルなのかな?

退職金基金が90%を超えること、これも良く分かりませんね。おそらく確定拠出年金等の退職金プランへの従業員拠出分をしっかり確保することで、会社負担を減らす目標と捉えていいのかもしれません。

さて、これらの目標・条件をクリアすれば晴れて200万ドルの報酬を手にできるわけですが、スティーブンス氏が現役CFOである2020年に彼は上級役員としていくらの報酬を貰っていたのでしょう。

Proxy Statementによると、基本報酬は現金で14万ドル、株式報酬が22万ドル、計36万ドルとのこと。役員のなかでも飛び抜けて多かったわけではありませんが、現役CFOの時よりも、今回は遥かに多額の顧問契約となっていることがわかりますね。

スティーブンス氏からすれば、何としてもAT&Tの財務を改善させたいところですよね。何故なら、彼はAT&Tの株式を81万6千株も保有しているからです。現CEOのジョン・スタンキー氏の42万5千株よりも多いのです。ちなみに前CEOのランドル・ステーィンブンソン氏は255万株です、、、。

81万株も保有していたら、単純に年間配当だけで169万ドル(約1億8千万円)も入ってくる計算です。それを2億円の契約でやるって。なんか想像がつかないですね。

いずれにしても彼はしっかりやってくれると思います。そう信じましょう。私たち凡人株主には見守るしかできませんから。

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マーク リクテンフェルド
APJ Media
2020-06-18