こんにちは。時短父さんです。

28日配信のモトリーフール(米国版)に『3 Vanguard ETFs to Buy and Hold for Decades』(何十年間もバイ&ホールドしたいバンガードETF3銘柄)という記事がありました。

バンガード社のETFは最も有名で、最も手頃な経費率で、長期保有・長期投資に向いているとされていて、投資の初心者だけでなく、ベテラン投資家においてもしっかりと利益を出して行くために、ETFをポートフォリオに組み入れることは、投資を成功させる鍵と言えます。

投資のリスクを下げる方法の一つとして、ポートフォリオを分散させることがありますね。「一つのかごに卵は盛らない」という格言があるように、ETFは多くの場合様々な産業セクターを含み、何百という数の銘柄を一つのパッケージにしているので、リスクを低減させることが可能です。

モトリーフールの記事では、バンガード社が運用する数あるETFのうち、長期保有に適した3銘柄をピックアップしています。さぁ、何が入っているか気になりますね?


1つ目は、バンガードS&P500ETF(VOO)です。S&P500は最も著名な米国の株価指標ですが、VOOはこのS&P500と同じ動きをするように運用されています。ということは、S&P500と同じような銘柄を組み入れていることになります。

記事によれば「このETFは比較的リスクが低い」そうです。S&P500はこれまで何十年もの間に株式市場で起きてきたいくつもの調整局面や、弱気相場、暴落を乗り越えて、年平均10%のリターンを生み出してきました。

2つ目はバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)です。VTIはVOOと「似たような特徴があるが、より広範囲」という特徴があると、モトリーフールの記事は書いてあります。VOOは大型株の500銘柄に限定していますが、VTIはこれに加えて小型株や中型株も投資対象です。

大型株と小型株両方へ投資する利点は、ポートフォリオをより分散させる点にあります。記事によれば「中小型株は大型株よりもボラティリティが高いものの、平均リターンを上回ることが可能です。全てのサイズの企業に投資することで、リスクを下げながらも利益を最大化できる」としています。


ここまでは何となく予想が付いた2銘柄でしたね。VOOとVTIという一般的にもよく聞く銘柄だし、前者は私も保有しています。では最後は何でしょう?配当株ETFかな?特定のセクターに絞ったETFかな?

最後はバンガード・米国グロースETF(VUG)です。ほとんど聞いたことない銘柄でした!(知ってました?)

VUGは潜在的な高成長が期待できる250を超える企業の株式を組み入れています。グロース株ETFは、S&P500やトータル・ストック・マーケットETFと比較してリスクは高いものの、より高いリターンを生み出すとされています。記事よれば、「250以上の銘柄を組み入れていれば、ポートフォリオを分散させてリスクを下げることができる」としています。

VUGにはアップルやマイクロソフト、アマゾン、アルファベットといった、高成長を謳うだけでない、企業としての体を成した企業がその多くを占めており、リスクはそれほど高くないようです。


以上3銘柄の調整後株価の推移を比較してみました。
VOO VTI VUG株価推移

2010年9月を0としてリターンを比較してみると、現時点でVOOが342%、VTIが349%でほぼ同リターンとなっています。一方で、VUGは454%と頭一つ抜け出していますね。この3銘柄のなかでは最もリターンが優れていました。

まぁ、だからといってVOOとVTIがダメだと言っているわけではありません。10年ちょっとで340~350%もリターンがあれば、個人的には十分だと思いますけどね。

将来もこの成長が保証されているとは限りませんが、ほぼほぼここに資金を入れておいて間違いは起きないだろうということくらいは言えるのかなと思います。

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