こんにちは。時短父さんです。

米通信大手のAT&T(T)は26日、同社の取締役が普通株式への四半期配当を0.52ドルにすると宣言したと発表しました。支払日は5月3日、権利落ち日は4月9日に設定されました。

0.52ドル!!

増配はあるかな?あるかな?と気になっていましたが、大方の予想通り、増配はありません。前回2月の四半期配当と同額でした。っていうか、20年2月から6四半期連続で0.52ドルのままです。

【T】配当推移

一応AT&Tは25年以上の連続増配を誇る配当貴族銘柄(AT&Tは36年)ですから、意地でも配当を増やしてくると思っています。おそらく8月の四半期配当も0.52ドルのままで行きそうで、増配があるとすれば11月の四半期配当でしょう。

ここで増配が宣言されれば、ひとまず年間ベースでの連続増配年数は一つ積み上げることができます。きっと年間ベースでの増配は+1セント(これまでは+4セント)でしょうけど。

もしかしたら、AT&Tは4四半期毎(年1回)の増配を諦めて、8四半期に1回の増配に切り替えるかもしれませんね。そうすれば、連続増配年数は積み上げられ、配当貴族の地位は失わず、急激なキャッシュの流出増加を食い止められます。

AT&Tは先日5G関連での利用周波数(Cバンド)の競売で、免許料は2兆5000億円にもなってしまいました。この免許料支払いのために同社は1兆5000億円も借り入れをしてしまったのです。やっとここ一年くらいで改革を進めて、1538億ドルもある長期債務を削減しようとしてきたところに、またこれですからね。

競争のために投資が必要だとはいえ、あまりにも多すぎるような気がします。2兆5000億円もあれば、他の企業や事業を買って来られるくらいの金額ですよね。ディレクTVやタイム・ワーナー買収で失敗したので、しばらく企業買収はないでしょうが。

それでもAT&Tのジョン・スタンキーCEOによると、こういう投資は進めて行くけど、「配当は現行水準を維持し、配当後のキャッシュを負債返済に充てる」とのこと。つまり、経営陣にとって配当は最優先事項です。なので、増配は本当に(しばらくは)期待できないけれど、減配はほぼないと思っていいです。

現在AT&T株価は一年前と変わらない水準です。全く株価は成長していません。5年前と比べると25%~30%も下落しています。だから株価の値上がりで稼ぐなんてできません。いや、AT&Tに投資する人は、値上がり益は期待していないか。それよりも、配当でしょう。

株価チャート

株価が成長せず、一方で配当は増やしてきたおかげで配当利回りは7%前後もあります。こんな高配当利回りは普通は敬遠されますが、CEOが配当を最優先にする旨を言ってますから、こんなに安心して投資できる高配当株も少ないんじゃないかな。

まぁ、さすがにAT&Tだけに投資していて不安だって思うこともあるので、私はベライゾン(VZ)にも投資しています。そうやって分散しておけば、一つがこけても他でリカバリーできますからね。

AT&Tの配当は8月増配は諦め、11月に期待しておきましょう!

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バフェット太郎
ぱる出版
2019-01-24