こんにちは。時短父さんです。

22日米コングロマリットの3Mは、規制当局への提出書類(Form 8K)で、21年第1四半期(1-3月期)からセグメント利益の計算方法と退職金・企業年金の計算方法をそれぞれ変更することを明らかにしました。具体的な変更内容(といっても簡単に)とその影響をご紹介します。

一つ目はセグメント利益についてです。提出書類でのタイトルは『Changes in the measure of segment operating performance used by 3M’s chief operating decision maker (CODM)』となっています。3Mの最高営業意思決定者(CODM)によってセグメント利益の計算方法を変更した旨が書かれています。

何が変わったかというと、2点あります。一つは「費用帰属の変更」です。セグメント利益は、同社保有する主要な4つのセグメントでの売上高から、そのセグメントでかかった費用を差し引いて算出します(当たり前ですね)。

しかし、すべての費用がそれぞれのセグメントにきっちり分けられるとは限りません。全社的に跨る費用もあるからです。本社スタッフ部門の費用とか。財務諸表では「Corporate and Unallocated」と表示される部分です。それぞれセグメント利益を足して、ここを差し引くと、全社的な営業利益を出すことができます。

今回「費用帰属の変更」ということで、Corporate and Unallocatedで表示していた部分の費用の一部を、セグメントに振り分ける、セグメント毎の費用を明確にするような変更になったようです。

ここの部分の変更で、例えば2020年通期セグメント利益合計は4億5400万ドル減少しています。4.5億ドルって結構な額の変更(減少)ですよね。ちょっと心配になります。

もう一つは、『Continued alignment of customer account activity』と書いてあるのですが、ここでは説明を割愛させてもらいます。影響は1300万ドル程度のセグメント利益の減少に繋がっています。

ただこれら2つの変更に伴う、3M全体の連結営業利益には全くもって影響はありません。金額的な変更はありません。何故なら、もともと発生していた全社的な費用をセグメント別に振り分けただけだから
です。

そしてもう一つは『Change in accounting principle for determining net periodic pension and postretirement plan cost』となっているので、企業年金と退職金プランに関わる会計基準の変更といったところです。

3Mの従業員じゃないんで、あまり関係ないかもですが、これまでは年金や退職金プランで運用している確定利付証券(債権のこと)を計算価値アプローチを用いていました。これを公平価値アプローチに変更するとのことです。

簡単に言うと、前者では過去3年分の資産(債権)の損益をなんかぐちゃぐちゃ計算して資産価値を出していたのを、後者は資産の市場価格を反映させる方法ってことです。これだと、損益の影響を含まないらしいです。

で、この影響ですが、3Mは過去3年分について税引き後の希薄化後一株利益を修正しています。2020年は修正前9.25ドル⇒修正後9.36ドル(+0.11ドル)、2019年は7.81ドル⇒7.72ドル(-0.09ドル)、018年は8.89ドル⇒8.86ドル(+0.07ドル)となるそうです。

会計基準の変更

トータルでは少しプラスが上回りましたね。なんか得した気分です。ま、でも会計基準の変更によってではなくて、売上高の増加や費用の削減によって利益をプラスにしてもらいたいものですね。

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