こんにちは。時短父さんです。

国内人気ファンド『ひふみ投信』や海外株ファンドの『ひふみワールド』を運用するレオス・キャピタルワークス(藤野社長)は、3月30日より新商品『ひふみらいと』の販売を開始すると発表しました。

らいと

『ひふみらいと』??

確かに数ヶ月前にレオス・キャピタルワークスでは新商品の開発をしているとの報道があったように記憶しています。そのために新たなファンドマネジャー(債権運用の専門家)を採用しているとか、そんなようなことも言っていたような。ついに新商品の販売までこぎつけたようです。

『ひふみらいと』とは、一体どんな商品なのでしょうか?

簡単に言うと、国内外債権に90%、株式に10%を組み入れるバランス型(債権重視型)ファンドです。債権に90%!!これまで株式ファンドのみを販売してきたレオスにとっては、なかなか思い切りましたね。でも何故100%債権にしなかった、、、。

それはね。販売を対象とする人たちを絞ったからのようです。レオス社のホームページの記載によると、株式運用に比べて「ドキドキハラハラ感をより小さくすることを目指」しているので、投資初心者に向けたものになっています。

ドキドキハラハラ感ね。まぁ、わからないでもないけどね。でも投資をしたい人って、そういうドキドキハラハラ感やちょっとしたスリルを感じたい、もしくは感じてもいいと思っている人がやるんじゃないのかな。それを抑え過ぎても、運用、パフォーマンスが良くなければ意味がないというか。

ちなみに株式の10%のうち、半分(5%)は「ひふみ投信マザーファンド」に、残り半分(5%)は「ひふみワールドファンドFOFs用(適格機関投資家専用)」に投資するそうです。

もしかしたら、これはレオス社の販売戦略なのかなって思います。
投資初心者にはまず『ひふみらいと』から入ってもらう。⇒債権90%じゃ値動きに満足せず、そこに組み込まれている株式に興味を持つようになる。⇒運用管理費用(信託報酬)のより高い『ひふみ投信』や『ひふみワールド』への誘導する。

参考までにそれぞれのファンドの運用管理費用は以下の通りです。『ひふみ投信』は年率0.980%、『ひふみワールド』は同1.480%、『ひみふらいと』は0.55%です。

なんかこうして見ると、ホントにそんなような気がしてきしまいました、、、。嫌な性格です。

それにしてもレオス社のファンドの運用管理費用ってめちゃ高いと思います。アクティブ運用だから手数料がかさむのは理解できるけど、それで本当にパフォーマンスが良いのか?っていうのは投資する人、商品を買う人ががちゃんと見ないといけないと思います。

もし本当に『ひふみ投信』や『ひふみワールド』への誘導の入り口として『ひふみらいと』を位置づけているのだとしたら、コンセプトが軽すぎでしょ!

個人的には債権を組み入れているバランス型ファンドなら、セゾン投信のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドで十分だと思っています。これなら株式・債権が50:50で運用されていて、十分なリスク分散はできていて、かつ運用管理費用は0.57%で『ひふみらいと』とほぼ同じです。

まぁ、買いたい人は『ひふみらいと』を買ったらいいです。債権だって、立派な投資商品ですからね。その企業や政府を応援したいと思ったら買ったらいいんです。株式投資家からすれば、債券で儲けようとか、稼ごうとするのは、機会損失をしているように映るだけなので。


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2019-04-20