こんにちは。時短父さんです。

モトリーフール(米国版)で3月13日に『4 Low-Risk Vanguard ETFs Perfect for Income Investers』というタイトルの記事が投稿されていました。日本語に訳すと、『インカム投資家にとって最もリスクの低いバンガードETF4銘柄』ということになるでしょうか?

その4銘柄というは、①バンガード不動産ETF(VNQ)、②バンガード高配当株ETF(VYM)、③バンガード増配株ETF(VIG)、④バンガードバリュー株ETF(VTV)です。

①の不動産ETF(VNQ)は、他3銘柄と比べてちょっと別枠的な存在ですね。このETFは直接不動産を買い上げているわけではなくて、REITや不動産株、例えばアメリカン・タワー(AMT)やプロロジス(PLD)などを組み入れています。

VNQの経費率は0.12%で、REITの平均経費率の0.48%よりかなり安くなっています。またVNQの配当利回りは3.31%あり、S&P500の1.53%の2倍以上となっています。

他3銘柄は、まぁよく聞く銘柄かもしれません。
ただ今回はそれぞれの銘柄の特徴をご紹介するものではありません。このモトリーフールの記事では3銘柄が紹介されていて、組入れ上位(1~5位)銘柄が書かれていました。しかし、それらはいずれもほとんど似たような銘柄が載っていたのですが、2銘柄は全く同じでした。

それらが何か分かりますか?

・ジョンソン&ジョンソン(JNJ)
・プロクター&ギャンブル(PG)

この2銘柄についての説明はもう不要ですね。ジョンソン&ジョンソンはVYMでは組入れ比率1位、VIGでは3位、VTVでは1位でした。プロクター&ギャンブルはVYMでは3位、VIGでは4位、VTVでは4位でした。

これが意味することはなんでしょう?

この2銘柄は割安株で、高配当株で、かつ連続増配株のいずれの条件も満たしています。配当株投資家にとって最高で鉄壁の2銘柄と言えると思います。このジョンソン&ジョンソンとプロクター&ギャンブルを中心にポートフォリオを組めば、配当株投資家としてはまず間違いないと言えるような銘柄でしょう。

時短父さんはもちろん保有していますし、バフェット太郎さんの秘密のポートフォリオにも組み入れられています。

余談ではありますが、この2銘柄に次いで多く登場した銘柄がもう2つあります。JPモルガン・チェース(JPM)です。これはVYMとVTVで3位となっています。またユナイテッド・ヘルスグループ(UNH)はVIGで5位、VTVでも5位でした。

VYMとVTVで上位に来るってことは、割安で配当利回りが比較的高いよってことですし、VIGとVTVで上位だと連続増配なのに割安だよってことです(通常連続増配株は利回りが低い傾向がある)。

JNJとPGを中心に、JPMやUNHを追加的に組み入れて行けば、オリジナルの安全なポートフォリオを形成できるでしょう。まぁ、個別株に拘る必要がなければ、ETFを買ってもよいと思います。それは投資家一人一人の好みによりますね。


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2018-01-31