こんにちは。時短父さんです。

2月に入り、3月支払の配当株の増配発表が多くなる時期になりました。しかし今年はちょっと様子が違うようです。本来なら増配の嬉しいニュースを聞けるはずなのですが、それがあまり聞けない。全てはコロナのせいか、、、。コロナをせいにするのは簡単ですけど、その銘柄を選択した投資家の責任でもあり、なんとも難しいところです。

今日は本来なら3月に増配を発表していたであろう銘柄も含めて、3月に配当を支払うことを発表済みの銘柄を紹介していきます。もちろんいつも通り増配発表した銘柄もあるので要チェックです。すでに当ブログでご紹介した銘柄(AMGNなど)は除きます。

まずは増配発表済みの銘柄行きましょうか。
一つ目はアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(AMD)です。AMDは農産物の調達、輸送、備蓄、販売に従事していて、油脂用種子、とうもろこし、マイロ、オート麦、大麦、ピーナッツ、小麦などの加工処理や、食料および飼料を最終用途とする作物の加工を手掛ける企業です。

ADMは1月26日に、3月2日を支払日とする四半期配当を0.37ドルとし、これまでの0.36ドルから2.8%増配すると発表しました。ADMの直近10年間の平均増配率は9.0%ありますので、これに比べるとかなり低位になっています。

現在配当利回りは2.9%あり、S&P500指数の平均1.5~1.6%より高くなっています。ADMの権利落ち日は2月8日です。
ADM配当推移

2つ目はセラニーズ(CE)です。セラニーズはグローバルな総合化学品メーカーで、化学品および先端材料の製造を手掛けています。 

コロナ禍においても同社の業績は好調で、10~12月期の四半期決算では増収増益でした。一株利益は2.09ドルで、市場予想1.72ドルを21%も上回りました。

そんなセラニーズは3月支払いの四半期配当をこれまでの0.62ドルから0.68ドルに9%以上引き上げました。同社は毎年2桁の増配をしているので、それに比べるとやや劣りますが、長期的に見れば十分なリターンが狙える銘柄です。

セラニーズの四半期配当は3月23日に支払われ、権利落ち日は2月8日となっています。

3つ目はSJW(SJW )です。San Jose WaterとSJW Landの持株会社です。San Jose Waterは公共水道事業会社で、サンノゼ都市部の顧客にサー ビスを提供していて、SJW Land はサンノゼ隣接地域で駐車場を所有・運営するほか、 未開発不動産区域を複数所有しています。

あまり知られていませんが、これまで53年連続増配銘柄で、配当王の一角を成しています。そんなSJWは四半期配当を6.3%増配し、0.32ドルから0.34ドルにすると発表しました。
【SJW】配当推移

現在配当利回りは2%、権利落ち日は2月5日、支払い日は3月1日となっています。公益株ということで株価の大きな値上がりは期待しにくいですが、54年目に突入した連続増配がどこまで伸びるか注目したいです。

4つ目はインテル(INTC)です。インテルはご存知のようにコンピューター部品メーカーで、コンピューター部品お よび関連製品を設計、製造、販売しています。

インテルは四半期配当を、これまでの0.33ドルから0.3475ドルに5%余り増配すると発表しました。権利落ち日は2月4日、支払い日は3月1日としています。

インテルは増配銘柄のイメージはないのですが、実はそこそこ増配に積極的な銘柄ではあります。2014年に一度増配が止まったものの、それまでも、それからも増配が続いています。

増配を発表した銘柄は以上です。最後にこのコロナ禍の影響か、増配できなかった銘柄たちを紹介しておきます。

シェブロン(CVX)は四半期配当1.26ドルを維持しました。石油株はコロナ禍でダメージを受けたセクシーの一つですが、今年は回復が期待できます。配当利回りはまだ5%を超えていて投資妙味は大きいです。権利落ち日は2月16日です。

ドミニオン・エナジー(D)は四半期配当を0.63ドルで維持しました。こちらは昨年12月の配当で0.94ドルからの減配をしており、今回連続減配は避けました。権利落ち日は3月4日です。

ゴールドマン・サックス(GS)は四半期配当を1.25ドルで維持しました。投資銀行もある意味コロナ禍で増配を断念した銘柄です。FRBのストレステストで増配にストップがかかったからです。増配余力はあるし、意思もあるのに、規制でできないのは辛い。権利落ち日は3月1日です。


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マーク リクテンフェルド
APJ Media
2020-06-18