こんにちは。時短父さんです。

米石油メジャーのエクソン・モービルは1月27日に2021年第1四半期の四半期配当を発表し、1株あたり0.87ドルとするとしました。あ、良かった。今回も減配が回避されました。てか、もう減配の心配はしなくていいのかな。そんな気がしてきました。

【XOM】配当推移

エクソン・モービルの定期的な増配のタイミングは6月です。昨年6月の支払は今回と同じ0.87ドルでした。それから9月、12月と同額0.87ドルでここまで来て、次の3月も変わりなしです。一時は四半期配当の増配ストップに驚き、大幅な減配に怯えていたのですが、最近はそんな感じもしなくなっています。

それは原油先物価格の回復であり、四半期利益の回復(赤字は変わらないけど)があるからです。7-9月期はフリーキャッシュフローもわずかながらプラスに転じました。市場もやや楽観的になっているのか、エクソン・モービルの株価は1月に8%上昇しましたし、10月下旬からは40%以上上昇しています。そして配当利回りは10%から7%台に落ち着いてきました。

ちなみに連続増配ストップって言いますけど、これは定期的なタイミングでの増配が昨年はなかっただけで、連続増配年数の更新にはまだ猶予があります。それはあと3回(6月と9月、12月)です。この3回が全て0.87ドルなら、年間配当が3.48ドルで昨年と同じとなり、本当の意味での連続増配ストップとなります。厳密には2020年は2019年比で0.05ドルの増配でしたから。

さて、10-12月期はどんな決算になっているでしょうか?さすがに7-9月期に比べば、改善していると思います。ただしそれは調整後利益で、です。というのも、エクソンは第4四半期に170~200億ドルの減損処理を実施することになっているので、希薄化後の一株利益は相当の赤字が見込まれています。

これらの影響を除いた調整後ではおそらくトントンの内容になるのでは?と予想しています。アナリスト予想は今のところ0.01ドルのプラス(!)です。一ヶ月前は0.01ドルのマイナスだったので、アナリストも業績をやや楽観視しているのかもしれませんね。

ワクチンの接種も各国で始まり、人の移動も少しずつ回復して行くことでしょう。エネルギー株に追い風が吹き始めたように感じます。決算の内容は後日取り上げたいと思います。


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