こんにちは。時短父さんです。

クレジットカードのビザ(V)が29日に四半期(10-12月)決算発表をしましたが、前年同期比で減収減益となったものの、その強さを見せつけました。

ざっくりと数字を確認すると、売上高は56.8億ドル(前年同期比6%減)、営業利益は38.4億ドル(同4%減)、純利益は31.2億ドル(同4%減)、希薄化後の一株利益は1.42ドル(前年同期1.46ドル)でした。一株利益のアナリスト予想は1.26ドルだったので、これは上回りましたね。

前四半期は10%減少していた決済総額は5%増加した他、決済件数は4%増加しました。旅行需要の減少で海外取引は大きく(21%)減少したものの、国内取引が増加した結果です。アルフレッド・ケリー最高経営責任者は「大方の国でデビットカード取引や電子商取引が堅調に推移し、国内支出も底堅かった」と述べています。

決算としてはなかなか厳しい数字が並んでいますが、コロナ禍においては踏ん張ったのではないでしょうか。個人的にはあまり心配していません。そして今回やはりビザの強さを再確認しました。それは同業マスターカード(MA)との比較においてです。

マスターカードも数日前に決算を発表していました。同期間の売上高は41.2億ドル(前年同期比7%減)、営業利益は20.5億ドル(同14%減)、純利益は17.8億ドル(同15%減)でした。減収減益はビザと変わりなく、落ち込み幅はビザより酷いです。海外取引は29%落ち込む一方、国内取引は1%増に留まったことが要因でしょう。

まぁこれだけ見てもビザの方が強いってのが分かると思いますが、より視覚的に理解して頂きましょう。
一つ目は純利益と営業利益率です。
純利益比較(10-12月)

どうっすか?純利益も営業利益率も、ビザがマスターカードを圧倒していますね!マスターカードも営業利益率は高い方ですよ。一般的に営業利益率が50%なんてあり得ないですから。でもビザはそれを上回る67.6%です(笑)しかもビザは純利益を伸ばしながらも、利益率が安定していますね。

2つ目はフリーキャッシュフローです。
FCF比較(10-12月)

2015年の10-12月期を除いて全てビザがマスターカードを上回っているがの分かります。2015年はビザがビザ欧州を買収したことによる支出があったためです。

そして最後は営業キャッシュフローマージンです。営業利益率と似たようなものですが、売上高のうちどれだけ営業キャッシュフローを稼いでいるか(キャッシュを稼ぐ力)を示すものです。
営業CFマージン(10-12月)

ビザは2013年からの平均が57%で、年々上昇傾向にあります。一方、マスターカード平均は47%で、年によってバラつきがあります。両社が肉薄する時期もありますが、全体とすればこれもビザに軍配が上がりますね。安定感が違い過ぎます。

コロナ禍において改めてビザの強さを認識させられた内容でした。決してマスターカードがダメ言っているのではなく、ビザが強過ぎるのです。

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