こんにちは。時短父さんです。

米スリーエム(MMM、以下3M)が2020年第4四半期(10-12月期)と通期の決算を発表しました。内容は良かったです。

四半期売上高は85.8億ドルで前年同期比5.8%増加しました。すべてのセグメントで増収を達成し、とりわけ安全・産業部門と消費者部門は同2桁の伸びを示していて、全社の増収に大きく貢献しました。85.8億ドルという売上高は2012年以降(36四半期のなか)では最高額となります。

営業利益は18.4億ドルで同39.5%増加しました。売上高が伸びたことに加え、販管費を抑制したことが奏功しました。営業利益率は21.5%となり、前年同期に16%と大きく落ち込みましたが、回復しました。

純利益は13.8億ドルで、同43.3%増加しました。これにより希薄化後の一株利益は2.38ドルとなり、前年同期1.66ドルから大きく増加しました。また市場予想2.19ドルも上回りました。

2012年からの3Mの四半期業績推移をグラフで示すと以下のようになります。

【MMM】四半期業績の推移

過去の四半期と今回の第4四半期を簡単に比較にしてみましょう。
売上高85.8億ドルは先ほど述べたように過去最高でした。四半期売上高の平均は78.2億ドル、第4四半期の平均は77.7億ドルです。2020年第2四半期はコロナ禍で急減したものの、V字回復を果たしました。

営業利益、純利益ともに全四半期、第4四半期の平均を上回っています。一株利益2.38ドルも、全四半期平均1.95ドル、第4四半期平均1.74ドルを上回りました。

但し営業利益率21.5%は全四半期22.3%をわずかに下回りました。

通期では売上高は321億ドルで前年比0.1%増加、営業利益は71.6億ドルで同16.0%増加、純利益は53.8億ドルで同17.8%増加、希薄化後一株利益は9.25ドルで同18.4%増加しました。売上高は2018年の327億ドルに次ぐ過去2番目の水準、一株利益は過去最高となっています。
【MMM】通期業績推移

てかコロナがあったのに、よくここまで持ち直しましたね。N95マスクなど3Mは呼吸器系器具の製造は年間約20億枚に達しました。世界的な危機において、世の中に貢献しながらもしっかりと売上と利益を確保することができたました。

3Mは2021年の通期見通しを発表し、売上高は5%~8%増加すると見込んでいます。既存事業売上高は3%~6%の増加見込みです。また一株利益は9.20ドル~9.70ドルの範囲になるとしています。

次に通期のキャッシュフローを見てみましょう。
【MMM】通期CF推移

営業キャッシュフローは初めて80億ドルを突破し、81.1億ドルとなりました。前年は70.7億ドルだったので、一気に10億ドルも増加させました(前年比15%増加)。営業キャッシュフローマージンは25.2%となり、前年22.0%から大きく上昇しました。

逆に投資キャッシュフローはわずか5億ドルに抑えました。昨年は医療機器メーカーの買収で多額の支出があったこと、コロナ禍で流動資産の確保の必要性が高まったことで、ほとんど投資はなかったです。結果的にフリーキャッシュフローは75億ドルを超えました。

さぁ、総じて良かった第4四半期と通期決算でしたが、株主として気になるのは今後の配当の行方です。私は2021年、3Mが年間6.04~6.16ドル(四半期1.51~1.54ドル)の支払を発表すると予想しています。

現在3Mは一株あたり5.88ドルの配当を払っています。2020年の一株利益が9.25ドルだったので、配当性向は63.6%になります。これは前年の73.8%から抑制されたものとなりましたので、増配余地が高まったことは確かです。キャッシュフローベースで2020年は年間で33.8億ドルの配当支払を行いましたが、これはフリーキャッシュフローに対する割合も45%に留まっています。

よって2021年増配はほぼ確実です。問題はその増額幅(増配率)ですね。2018年は15.7%増、2019年は5.9%増、2020年は2.1%増と、年々大幅に増配率が減少してきています。しかし、2020年は通期で増益となったこと、キャッシュフローに余裕があることを踏まえると、増配幅はやや拡大するものと思います。

3月支払の四半期配当の発表は、例年2月4日頃となっていますので、おそらく来週あたりに増配の発表があると思っています。是非これに期待しましょう!

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