こんにちは。時短父さんです。

日用品大手のプロクター&ギャンブル(PG)は、会計年度(FY)2021年第2四半期(10-12月期)の決算を発表しました。やはりさすがの内容でした。

売上高は197.4億ドルで、前年同期比8.3%増加しました。販売量が約5%するとともに、一部の商品の値上げも寄与しました。既存事業売上高(オーガニックセールス)も同様に約8%増加しました。

営業利益は53.8億ドルで、前年同期比20%増加しました。販売量・売上高の増加とともに売上原価や販管費は増加したものの、その増加率は前者より抑えられたことが要因です。営業利益率は27%で、前年同期より2ポイント上昇しました。

純利益は38.5億ドルで、前年同期比3.7%増加しました。営業外の収益が剥落したことや法人所得税が増加したことで、純利益の増加幅はやや期待外れのものとなりました。

希薄化後の一株利益は1.47ドルで、前年同期の1.41ドルから増加しましたものの、市場予想1.51ドルを下回りました。ただし、調整後のコア利益(の一株利益)は1.64ドルで15%増加しており、ここは堅調でした。

2Q(3カ月)業績推移

セグメント別の売上高では、Beauty部門は38.0億ドル(前年同期比5.8%増)、Grooming部門は17.3億ドル(同5.3%増)、Health Care部門は27.4億ドル(同8.5%増)、Fabric & Home Care部門は64.9億ドル(同12.3%増)、Baby, Feminine & Family Care部門は48.5億ドル(同6.0%増)でした。

パッと見て分かるように洗濯洗剤や家庭用品を手掛けるFabric & Home Care部門の伸びが顕著ですね。発表資料にも、パンデミックにおけるホームクリーニング製品の需要が増加したことで、家庭用品のオーガニックセールスが30%増加したと書いてあります。

同部門は売上高全体に占める割合が33%となって、FY2016年比で2ポイント増えています。逆にBeauty部門は19%で8ポイント減、Grooming部門やBaby, Feminine & Family Care部門は3ポイント減となっています。

2Q(3カ月)セグメント別売上高推移

プロクター&ギャンブルの6ヵ月間の累積キャッシュフロー(CF)を見てみます。営業CFは101億ドルで前年同期比19%増加しています。累積の売上高が390億ドルなので、営業CFマージンは26%となり、2ポイント以上上昇しました。

一方、投資CFは13.7億ドルのキャッシュアウトでした。前年同期は資産売却があったので、44億ドルのキャッシュインでしたが、設備投資に限ると17億ドル程度でした。従って、調整後では約3億ドルの投資CFが抑制されたと考えられます。

フリーCFは87.8億ドルでした。これも調整ベースでは前年同期比28%程度増加したと見込まれます。6ヵ月間の配当支払総額は40.5億ドルだったので、配当性向は46%となりました(前年同期は30%)。

2Q(6カ月)CF推移

さて、この決算内容よりもさらに注目したいのが、FY2021年のガイダンスです。プロクター&ギャンブルはこれまでの利益予想を前年比3~4%増加としていましたが、今回5~6%増加に引き上げました。また希薄後の一株利益はFY2020年の4.96ドルより、8~10%増加すると予想しています。コア利益は前年の5.12ドルよりも、これまで5~8%増加としていましたが、今回8~10%増加と情報修正しています。

さらに株主還元も強化します。配当はすでに増やして年間80億ドルとしています。今回自社株買いの強化を発表しました。これまでは年間で70~90億ドルとしていたところを、今回100億ドルを上限とするとしました。すでに50億ドル(前年同期は65億ドル)の自社株買いをしているので、残り半期で同規模の買いを入れる予定です。

配当を増やし、自社株買いも強化する。これができるのは潤沢なキャッシュフローがあるお陰です。それは強力なブランドが安定的でかつ成長力のある消費を促すからです。こういった銘柄を一度保有したらガチホして下さい。売るなんて考えられません。


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アンディ・ブッチャー
祥伝社
2012-12-05