こんにちは。時短父さんです。

配当株投資家にとって、実際の配当入金と同じくらい、もしくはそれ以上に「増配の発表」ほど嬉しいことはないでしょう。配当は企業がそのビジネスで稼いだ利益の一部を、企業のオーナーたる株主へ還元する仕組みです。配当を貰えるから、配当を増やしてくれるから株主を続けている投資家も多いはずです。

米国株の配当株投資家にとって3月は楽しみの多い月の一つだと思います。何故なら3月は四半期配当を増やすタイミングとして最も多くの企業がこの月を選択しているからです(時短父さん調べ)。1月中旬の現在、3月なんてまだ先のようにも思えますが、もうすでに3月支払の四半期配当を増やすと宣言している企業が4つあります。

今日はこの4銘柄についてご紹介したいと思います。皆さんがご存知の銘柄もありますので、お楽しみ頂ければと思います。

1.アフラック(AFL)
一つ目は保険会社のアフラックです。日本でも有名な外資系の保険会社ですね。日米の個人向けに保管保険を提供していて、損害・傷害、がん治療費用、短期障害、疾病・入院補償、病院集中治療、定額歯科医療などの保険商品を取り扱っています。実はアフラックは米国に本拠を置く会社ですが、その収入は7割を日本からなのです。

そのアフラックはもう既に昨年11月の時点で、3月の四半期配当を増配すると発表していました。発表された四半期配当は一株当たり0.33ドル、それまでは0.28ドルだったので、17.9%の大幅増配となっています。過去10年間では2番目(18年に20%増配があった)に大きな規模の増配です。
AFL配当推移

あまり知られていないことかもしれませんが、アフラックの配当は10年間で2倍になりましたし、同銘柄は39年間連続増配をしている配当貴族銘柄でもあります(今年で40年目)。

現在アフラックの株価はコロナショック前を回復しておらず、やや低迷しています。配当利回りは3%近くあり、PERは7倍です。増配記録と割安度からいえば、今はまさに買いの時期と言えるのではないでしょうか。アフラックの権利落ち日は2月16日です。

2.アムジェン(AMGN)
二つ目はバイオテクノロジー企業のアムジェンです。重症向けの治療薬の発見、開発、製造、および販売に従事しており、治療法のほか、細胞生物学および分子生物学に基づいた新薬の開発に注力しています。

アムジェンは昨年12月16日、翌年(つまり21年)3月8日に支払う一株当たりの四半期配当を1.76ドルとすると発表しました。それまでの1.60ドルから、10%増やしたことになります。

アムジェンの配当が増やされたことの背景には、6-9月期は業績好調さがあるのでしょう。同期の売上高は前年同期比12%増、営業利益は同22%増、希薄化後一株利益は同5%増で3.43ドルでした。調整後の一株利益は4.27ドルで、市場予想を大きく上回っていました。単純に増配前の一株配当(1.60ドル)を希薄化後一株利益(3.43ドル)で割ると、配当性向は46%です。

株価は乱高下していますが、コロナショック前の水準を取り戻しています。それでも配当利回りは3%近くあり、2011年から増やし続けている配当を鑑みれば投資を検討しても良い銘柄の一つと言えます。アムジェンの権利落ち日は2月11日です。

3.イーライ・リリィ(LLY)
3つ目も製薬会社のイーライ・リリィです。同社は間と動 物を対象とする医薬品の発見・開発・製造・販売を手掛けおり、世界各地で事業を展開していて、売上高は世界9位です。主な製品は、神経・内分泌系疾患治療薬、抗感染薬、心臓血管作用薬、腫瘍治療薬、動物用ヘルスケア製品などとなっています。

イーライ・リリィは昨年12月に、3月10日支払の四半期配当をこれまでの0.74ドルから、 0.85ドルに14.9%引き上げると発表しました。14.9%はかなり大きな増配幅と言えますが、これは今回に限ったことではありません。実は2019年も、2020年も14.7%という大幅な増配を実施しているのです。

LLY

イーライ・リリィの配当推移を見てみると、2009年まではコンスタントに増配が続いていましたが、その後2014年までの5年間配当は1セントも増やしていませんでした。2015年から増配が再開されたものの、わずか2%程度。なのに急に2018年から14%も増やすことになったのです。

過去の経緯があるため、安定的な増配は今後も期待できないものの、配当自体がなくなることは考えづらいので、注目に値する銘柄だと思います。同社の権利落ち日は2月11日です。

4.ファイザー(PFE)
最後も製薬会社で、ファイザーです。最近は新型コロナワクチンの話題ですっかり世間に名が知れましたね。ファイザーは、腫瘍、炎症、心血管疾患、その他の治療分野向けに医薬品、ワクチン、医療機器、消費者向け医療製品を提供しており、 世界で事業を展開しています。

ファイザーも昨年12月に20年3月支払分の四半期配当の増配を発表しています。これによると、一株あたりの四半期配当は0.39ドル、これまで0.38ドルでしたので、2.6%の増配となります。これでファイザーは2011年からの連続増配をひとまず維持します。

しかし、ファイザーはかつて2008年に37.5%の、2009年に10%の減配を実施しており、投資家をがっかりさせています。また今回、それ以来の連続増配とのことですが、過去10年間で最も低い増配率になりました(平均は7.8%でした)。ファイザーは昨秋、ダウ平均株価の構成銘柄から除外されており、その先行きを不安視する投資家もいると思います。
【PFE】配当推移

ただ新型コロナワクチンの開発競争ではトップを走っていましたし、そのワクチンは世界中で契約が進んでいます。ワクチンの効果を見定める必要はあるとはいえ、これを追い風としてファイザーが立ち直る可能性は十分に考えられます。ファイザーの権利落ち日は1月28日です。

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