こんにちは。時短父さんです。

多くの投資家にとって配当はとても魅力的な存在です。配当によって資産を増やしたり、キャッシュフローを増やしたりできるからです。またそれだけでなく、配当そのものを目的とする投資家も多くいます。

ただ配当は、当然に企業業績やトレンドに左右され、必ずしも支払いの保証はありません。突然に配当を止める企業もあれば、連続増配企業でも増配を止めることだってあるのです。そうなると、投資家としては見込み収益が取れなくなり、パフォーマンスの低下につながります。

だから、配当株投資家はより確実に配当を支払ってくれそうな銘柄に投資すべきです。まぁ、それを見極めるのが難しいのですけれど。

投資情報サイトの米国版モトリーフールに、『3 Dividend Stocks That Pay You More Than Pepsi Does』という記事が配信されていました。『ペプシコより多く配当を支払ってくれる配当株3銘柄』、とのことで、非常に気になりますね。原文はこちらから。

何故、ペプシコを基準にしているのかはよく分かりませんが、おそらく配当利回り2.8%、連続増配年48年、そしてキャピタルゲインも狙える株価パフォーマンスがあるからでしょうか。記事では配当利回りに注目しているようですが、早速見てましょう。

1.コカ・コーラ(KO)
いきなりペプシコのライバルじゃないですか!(笑)
いや、でも人によってはコカ・コーラよりペプシコの方が優れていると考えています。実際、今第3四半期においてペプシコは40億ドルの収益で、前年比5%増でした。一方、コカ・コーラは80億ドルと規模では勝っているものの、前年比では9%減少しています。

歴史的にはペプシコの方が配当利回りは高かったようですが、ここ何年かはコカ・コーラの配当利回り(3.1%)の方が上回っています。

コカ・コーラはパンデミックが始まる前の2019年第4四半期に売上高16%増を記録していましたが、半年後の2020年第2四半期には売上高が28%も落ち込みました。これはロックダウンによって、外食などフードサービスでの売上依存が高いコカ・コーラにとっての逆風となったからです。一方で、ペプシコはビジネスポートフォリオをスナック菓子にも分散させているので、巣篭り需要を取り込みました。

しかし、コカ・コーラはすぐに事業構造改革に取り組み始めました。17あったオペレーティング・ユニットを9に再編し、生産ラインを統合しました。ブランド数を削減し、従業員の整理も行うと発表しています。

このような逆風下においても、他のパンデミックの負け組とは異なり、配当支払を続けています。会社も「配当は投資家にとって重要」だとの認識を示しています。コカ・コーラはまだ飲料メーカーとしてトップにあり、今後も配当を支払ってくれるコミットメントと安定性を示してくれています。

2.JPモルガン・チェース(JPM)
2つ目は大手投資銀行のJPモルガン・チェースです。私はJPモルガン・チェースがペプシコよりも優れているという認識があまりなかったので、ちょっと驚いているところです。

今年6月米銀は、経済危機をうまく乗りきれるかを審査する連邦準備制度理事会(FRB)からのストレステストを受けました。その結果、自社株買いの停止や配当の増額停止を命じられました。しかし、今月初めのテストで自社株買いの再開は認められたことを受け、JPモルガン・チェースは早速300億ドルの自社株買い計画を発表しました。

そして同行は四半期配当を0.90ドルで維持することを表明し、配当利回りは2.9%となっています。

JPモルガン・チェースの株価は、他の大手行と同様、年初から11%下落しています。経済危機にあって、配当が削減されるのではとの見方があるからです。しかし同行ダイモンCEOは「持続可能な配当を支払い、超過資本を株主へ還元する」と明言しています。

300億ドルも自社株買いできる余裕があるのなら、配当の継続も期待できそうですね。配当は既に金融危機前の2倍以上の水準に達しており、今後も緩やかながら成長が見込まれます。
【JPM】配当推移

3.リアリティ・インカム(O)
最後は不動産投資信託(REIT)のリアリティ・インカムです。このブログでも何度か取り上げていますね。
リアリティ・インカムは小売り業態のREITで、小売業者へ販売スペースをリースしています。テナントとして最も多く入っているのが、薬局のウォルグリーンやコンビニのセブンイレブン、1ドルショップのダラーゼネラルなどです。これらは景気後退局面においても、なかなか抵抗力のある業態たちです。

一方で、パンデミックで影響を受けた映画館やフィットネスチェーン店も入っています。それでもリアリティ・インカムは第3四半期に93%のテナントから契約を取り付けました。そしてこれまで、リアリティ・インカムが抱えるテナントの占有率が96%を下回ったことは一度もありません。

100店舗のテナントスペースがあったら、常に96店舗以上はテナントで埋まっているということです。非常に高い占有率だそうです。この第3四半期末も98.6%の占有率でした。そして同社は新たに7億ドルを不動産投資する計画を持っています。
テナント占有率
(リアリティ・インカムのサイトより)

リアリティ・インカムの株価は年初から高値を付けていませんが、投資家は割安で4.61%の高い配当利回りを享受できています。毎月配当を受け取れる点も魅力的ですね。これまで605ヵ月間連続で配当を出していて、93四半期連続で増配しています。

リアリティ・インカムはOxfordクラブのインカム・ストラテジストのマークさんもお勧めてしている銘柄でしたね。私もちょっと興味を持ってみています。


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「年100回配当」投資術ー日本人が知らない秘密の収入源
マーク リクテンフェルド
APJ Media
2020-06-18