こんにちは。時短父さんです。
世界有数の資産運用会社であるバンガード社は、米国株ETFの一つバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)の四半期配当の増配を発表しました。
VTIは米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ全てをカバーする、CRSP USトータル・マーケット・インデックスをベンチマークしています。組入れ銘柄数は3586銘柄です。すごい数ですね。
で、そのVTIが第4四半期の配当を増配したわけですが、前回比16%増の0.7818ドルです。前年同期比では11%減となり、年間配当も2.7694ドルとなり、前年比4.7%減少しました。年間配当が前年を下回るのは初めてのことです。
まぁ、VTIに投資する方はインカムよりキャピタルを狙ってのことでしょうから、気にしていないかもですね。
VTIの株価は年初来17%上昇しています。3月の底値からは72%上昇しました。テスラみたいな爆発的な上げはないですが、確実に資産を増やしましたね。
また米国株ETFではないですが、バンガード・インターナショナル・トータル・インデックスETF(VXUS)についても少し触れます。
ブルームバーグ通信が伝えたところによると、バンガード最大のETFであるVXUSは、今年そこからの資金純流出が全くなかったとのこと。コロナ禍の株式市場の混乱においても、投資家が資金をVXUSに置いていたのです。
また同ETFは2017年からもたった4回しか、資金の純流出がなかったらしいです。しかもその一回はリバランスによるフローらしいですから、投資家のマインドは関係ないです。
そんなに素晴らしいファンドなんですかね?調べてみたら、世界の98%の株式をカバーしているものの、これは米国株式は含まれていないようです。米国株を除く、世界株式の98%をカバーと言った方が正確かな。
いずれにしても米国株が含まれていないのに、投資家はこのファンドに資金を置き続けているんですね。
組入れ上位にはアリババやテンセント、台湾セミコンダクター、サムスン電子、ネスレなどがあります。もちろんトヨタ自動車も。
もしかしたら、米国株は割高感があって、投資妙味が薄れてきたのかな。逆に米国以外の株式市場は割安感が残っている?もしくは、世界経済はまだまだ伸びると考えているからでしょうか?
ちなみにVXUSも四半期配当を発表していまして、0.5903ドルとし、前回比74%増えています。ただ年間配当は24%減少しているのでご注意を。
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