こんにちは。時短父さんです。

日銀が21日発表した7~9月資金循環統計(速報値)によると、今年9月末時点で家計が持つ金融資産の残高は前年同月比2.7%増加して約1909兆円になりました。2005年以降最高の水準だそうです。

1909兆円って、、、。すごいですね。

でも確かにそうかなって思う節はありますね。新型コロナで消費は抑制されて、国から給付金も頂き、カネ余りで投資マネーが株式市場を押し上げていますから。貯金だけでも増えている家庭もあれば、リスク資産を保有してれば更なる増加もあることでしょう。

時短父さんちの家計も、ボーナスが出ないだの、残業がないだの、何だかだいっても、金融資産全体で見れば減ってはないかなって思います。金額は書きませんけど。

そして、もう一つ昨日は興味深い推計が野村総合研究所から発表されました。これは全国の企業オーナー経営者(主要株主かつ代表者)を対象に「NRI富裕層アンケート調査」を実施した結果で、2019年時点での金融資産保有額別の世帯数と資産規模を推計したものです。あくまでも推計です。

で、その結果は以下のような構成になっています。
超富裕層(5億円以上) 97兆円 8.7万世帯
富裕層(1億円以上5億円未満) 236兆円 124.0万世帯
純富裕層(5000万円以上1億円未満) 255兆円 341.8万世帯
アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満) 310兆円 712.1万世帯
マス層(3000万円未満) 656兆円 4215.7万世帯

当然ながら、マス層が一番多く存在しています。圧倒的な数です。2020年1月時点での全世帯数(住民基本台帳ベース)は約5907万世帯ですから、マス層はその71%を占めています。なのに、純金融資産の合計(1554兆円)に占める割合は41%となっています。

逆に超富裕層は全世帯数に占める割合は0.1%なのに、純金融資産では6%を占めています。持ってる人は持ってるってことですね。

あ、ちなみにここでいう純金融資産というのは、貯金や株式、債券、保険などの金融資産の世帯合計から負債を差し引いた額のことです。単なる金融資産ならもっと額は大きくなるでしょうし、ここでは不動産などの固定資産は含まれません。

それと気になったので計算してみたんですが、1世帯当たりの純金融資産額はいくらなのかな?って。単純に純資産額を世帯数で割ってみました。そうしたら、以下のようになりました。
超富裕層は11億1500万円、富裕層は1億9000万円、準富裕層は7500万円、アッパーマス層は4400万円、マス層は1600万円です。超富裕層はマス層の71倍もあるんです!!マジでいいな~

この1世帯あたりの純金融資産額の推移をグラフにしたら以下のようになります。
1世帯あたり純金融資産推計の推移

超富裕層が圧倒的で、富裕層すらを引き離していますね。もう何なの!って感じ。

まぁでも怒っても仕方のないことです。超富裕層も富裕層も金融資産を増やす(もしくは負債を持たない)それなりの努力をしてこられたのでしょうし。そして思う訳です。この層の人たちはきっとこの金融資産で食っていけるんだろうなって。いわゆる不労所得がたくさんあるんだろうなって。

上のグラフで見ると、準富裕層もアッパーマスもマスも似たようなもんですが、これらの人(特にマスが)上を目指すには、給料もらっているだけじゃダメですよね。株式投資などリスク資産を持って、その恩恵を受ける必要があります。

(負債があるので)私はマス層のたぶんまだ下の方ですが、早く一つ上に上がってみたい。そんな願望を持っています。住宅ローンを返済して負債を減らし、無駄な出費を抑え、投資で資産を増やす。地道な努力家もしれませんが、庶民にはこれしかないのかなと思います。

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