こんにちは。時短父さんです。

米国株の高配当株ETFが12月支払分配金を立て続けに増額することを発表しました。いくつかある高配当株ETFのうち、バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)、バンガード・米国増配株式ETF(VIG)、SPDR S&P 米国高配当株式 ETF(SDY)、SPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式ETF(SPYD)の4つです。

では順を追って増配の内容を確認していきましょう。
まずはバンガード・米国高配当株式ETF(VYM)です。こちらはFTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスをベンチマークとする高配当株ETFです。大型株のなかでも予想配当利回り市場平均を上回る銘柄を重点的に組み入れています。現在配当利回りは2.36%となっています。

今回、VYMは四半期配当を0.8096ドルと設定しました。こちらは前回0.7053ドルから14.8%の増配となっています。ただし前回9月の時は15%を超える減配となっていたので、それを相殺した形です。

年度ベースでは配当総額2.9061ドルとなっており、前年比2.3%増加しています。2010年の設定以来連続して増配を維持しました。
VYM

次にバンガード・米国増配株式ETF(VIG)です。こちらはNASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックスをベンチマークとしていて、大型株で10年以上連続増配株への投資を行っています。配当利回りは1.50%です。

今回VIGは12月支払の四半期配当を0.6644ドルにしました。これは10月支払時に比べて、19.2%の増配となります。ただしこちらも10月支払時に7.2%の減配を実施していました。とはいえ、減配分を大きく上回る増配で年間配当は2.2965ドルとなり、前年比7.6%増加しました。年間ベースの連続増配は2014年からとなっています。
【VIG】四半期配当推移

VYMもVIGも四半期毎で見ると凸凹(増配と減配を繰り返している)がありますが、増配傾向が続いていることはパッと見で分かりますね。

続いてSPDRの高配当株ETFです。
SPDR S&P 米国高配当株式 ETF(SDY)はS&P配当貴族指数をベンチマークとしており、20年以上の連続増配株のうち配当利回りの高い順に投資しています。現在、エクソン・モービルとシェブロンが組入れ1位・2位となっています。

で、SPDRのサイトからは四半期配当の情報が取れないのですが、ブルームバーグの株価情報サイトから直近の配当額が掲載されていました。これによると、12月四半期配当はなんと0.9868ドル!これは前回9月の0.6858ドルから43.9%も増えたことになります。ちょっと信じられないですけどね、、、。特別配でも加算されているんじゃないかと思います。
【SDY】四半期配当推移

これでSDYは年間ベースで3.02164ドルとなり、前年比14.5%の増配となります。連続増配年数は7年になりました。

最後はSPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式ETF(SPYD)です。これはS&P500高配当指数をベンチマークとしており、80銘柄を均等(1.25%)に組み入れていて、四半期毎にリバランスしています。不動産株や金融株の比率が高いのが特徴です。

で、このSPYDは9月の支払時に前四半期比27.9%減という大幅減配を行い、3四半期連続減配となっていました。しかし今回SPYDはなんとなんと130%の増配を断行。130%ですよ!一株あたり0.6066ドルの配当を払うと決めました。

年間ベースでは1.6321ドルとなり、2019年比では6.5%減配となっています。これで連続増配は2年で止まってしまい、仕切り直しとなってしまいました。
【SPYD】四半期配当推移

さて、私は上記のうちSDYとSPYDをそれぞれ50株、170株保有しています。おそらく支払日は21日の週になると思いますが、税引き後でSDYから34.5ドル、SPYDから72.2ドル程度の入金があるでしょう。

今から楽しみで仕方ありませんね。あとはVOOの配当発表を待つのみです。

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