こんにちは。時短父さんです。

株式投資で成功する(「成功」の定義によるけど)には、長期保有が基本です。株式市場は当然のことながら、日々変動し、時には大きく変動します。投資によって資産を増やせれば御の字ですが、逆に資産を減らしてしまうことだってあります。

しかし、一時的には資産を減らしてしまった場合でも、一般的に長く保有していればトントンか、少し増えていることがほとんどです。S&P500指数やダウ平均など主要株価指数が、様々な逆風にも耐えて、毎年のように最高値を更新するのはそれを示しています。

個別株でも同じことです。
ただ長く持っていろと言われても、株価が大きく沈み込んでしまったら、それはもうこの銘柄は終わったと悲観に暮れてしまうのも無理はありません。人間は、利益を獲得する時よりも、同じ分だけ損したら(もしくはそれよりも少ない程度でも)、感情の振れ幅が大きいことが証明されています。プロスペクト理論といいます。

1000円を拾った時の「喜び」の感情と、1000円を落とした(または500円でも落とした)時の「失望」の感情では、後者の方が大きいのです。

だから、株価が下がり始めると損を最少化しようと、売りに急いでしまう。もう少し辛抱強く保有していれば、株価は戻ったかもしれないのに。私も人のこと言えず、先日メーシーズ(M)を全部手放しちゃいましたけどね。言うが易しです、、、。

しかし、株価が下がって損が出てしまったとしても、長期的に保有できる、ずっと保有し続けたい銘柄ってあると思います。

私は、これは自分の身の回りにある製品やサービスを提供している企業で、かつ自分がその分野に詳しい企業(銘柄)なんじゃないかって思うのです。身近な製品やサービス、、、例えば、いつも食べてる食品でもいいし、使っている衛生用品でもいい、使っている携帯電話会社でもいい。

自分の身のまわりにある製品・サービスは基本的に負の感情はなく使っていると思います。多少の不満はあったとしても、本当に嫌いだったら使わなきゃいいんだから。で、そういう製品やサービスを使っているとなんだかんだ言って愛着が湧いてきますよね。

そして長く使っているとその分野に詳しくなる。自分が使っている製品・サービスを提供している会社と、他社製品を比較検討したり、その製品・サービスの派生商品を探したり。

こういう身近なところにある企業に投資すると、そうでない場合に比べてその企業を応援しようって気になっていくものです。例えば、自分がプロクター&ギャンブル(P&G)の台所用洗剤を使っていて、同社に投資したとします。自分が洗剤を使えば、投資先企業の儲けに貢献できるし、その利益は株主である自分に還元されますね。だから、また買ってあげようって気になります。

でも、例えば半導体メーカーとか、ソフトウエア会社とか、正直どんな商売をやっているのかイメージできなかったり、身近だと実感できなかったり(実際は半導体もソフトウエアも身近にあるのだけど)すると、その分野に詳しくないので、売り時じゃないのに株を売ってしまったりするのです。

逆にそういう業界に明るい人は、半導体メーカーとかソフトウエア会社に投資したらいいと思うんですよ。決してこれらがダメだと言っているのではありません。航空業界に明るい人は航空株を買ったらいいし、自動車業界に明るい人は自動車株を買ったらいい。

ただ世の中的には半導体に詳しい人は少ないし、航空業界に詳しい人はそこに勤める従業員くらいなもんでしょうけど。だから、一般的には消費財メーカーだったり、通信会社だったり、そういった身近な製品・サービスを提供する企業・銘柄を選ぶ方がいいと思うのです。

株式投資の基本は長期保有で、株主としてその企業を応援することです。うまく行けば利益が配当だったり、株価の値上がりだったりの形で還元されるのです。あなた長期的に保有したいと思うのは、どんな企業ですか?

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ジョン・シュウギョウ
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2014-12-04