こんにちは。時短父さんです。

もう何度もこのブログで取り上げている配当貴族とか配当王とかいうワード。もう皆さん、しっかり覚えられていますかね?配当貴族は、S&P500指数採用銘柄のうち25年以上連続して増配を繰り返している銘柄を言い、配当王はそれが50年以上の銘柄を言います。

モトリーフール(米国版)で6日、『3 Dividends Aristocrats Likely to Become Dividends Kings in 2021』(2021年に配当王になるだろう配当貴族3銘柄)という記事が配信されていました。今日はこちらからその3銘柄を紹介したいと思います。原文はこちら

当たり前ですけど、2021年に配当王になる(だろう)ということは、つまり現時点で49年の連続増配銘柄であることを意味します。さてどんな銘柄が来年配当王になるのでしょうか?

1.レゲット&プラット(LEG)
一つ目はレゲット&プラットです。同社はベッド、家具、その他住宅インテリア用品などのコンポーネントのほか、事務所や施設インテリア洋品のコンポーネントなどを手掛ける各種技術製品の総合メーカーです。
レゲット&プラットは2020年2月に5.3%の増配を実施し、連続増配は49年目となっています。レゲット&プラットは来年も増配をするでしょうか?その可能性は高そうです。

2020年第3四半期の決算では、一株利益とキャッシュフローが記録的な内容でした。新型コロナによる向かい風においてもこの強いパフォーマンスを保ったので、パンデミックが終わるだろう21年においては同社のビジネスは更なる飛躍を遂げるでしょう。

2.ターゲット(TGT)
二つ目はターゲットです。ターゲットは全米に1844店舗を展開する総合ディスカウントチェーン店です。売上高規模は全米の小売業者のなかで5番目に多くなっています。

ターゲットは2021年の半ばに増配を実施し、連続増配年を50年目に突入させることがターゲットになっています。ターゲットの第4四半期における増配は、同社が株式市場に上場した1967年10月より行ってきた配当支払を含めて、これで213四半期連続増配だったことを意味します。

ターゲットは来年配当王には簡単に仲間入りするでしょう。第3四半期の決算は例にないほど好業績でした。調整後の一株利益は、前年比でほぼ2倍だったのですから。この勢いは2021年も続くと思われます。

3.W.W.グレインジャー(GWW)
W.W.グレインジャーは資材メーカーで、北米の商業、工業、工事 請負業者および企業を対象に、作業用資材および関連情報の販売、メンテナンス、修理を手掛けています。W..W.グレインジャーは2020年6月に6%の増配を行い、連続増配を49年としました。同社が今後も増配を続けるだろう理由はいくつかあります。

同社は北米で修理やメインテナンス製品のリーディングカンパニーであるだけでなく、市場シェアは米国で6%、世界で4%となっています。この流れは今後も続き、収入と利益の成長は、来年グレインジャーが配当王の王冠をかぶることはほぼ間違いないでしょう。


来年に配当王の称号を手に入れるであろう3銘柄を紹介しましたが、注意したいのは配当が全てではないということです。ターゲットとグレインジャーの配当利回りは1.5%前後なのに対し、レゲット&プラットのそれは3.7%です。

株主にとっては配当受け取りは嬉しいことですが、配当を受け取る代わりに、株価が相殺されてしまっては意味がありません。一時より回復してきたとはいえ、レゲット&プラットの株価は年初来12%安となっています。これに対し、ターゲットとグレインジャーの株価は20~30%高となっています。

配当王の称号を手にするので、それなりにしっかりとしたビジネスを保有しているのは間違いありません。しかし、投資をするならばそれに見合った価値のあるものか、一つずつ確認することも忘れてはなりません。


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マーク リクテンフェルド
APJ Media
2020-06-18