こんにちは。時短父さんです。

米石油メジャーのエクソン・モービル(XOM)は11月30日、同社ホームページにて『高価値資産への優先的な投資について』(原題:ExxonMobil to prioritize capital investments on high value assets)を公表しました。そのなかで、改めて配当の維持を強調しています。

エクソンは高価値資産への投資に優先順位を設け、その計画が完成したと発表。その高価値資産には南米ガイアナや米国パーミアン盆地での開発、ブラジルでの採掘、高付加価値な化学製品プロジェクトが含まれます。

計画の要旨は以下の通りです。
・資本、採掘投資については、2021年に160億ドルー190億ドルとし、2025年までに年間で200億ドルー250億ドルとする。

・短期的な投資の優先順位は、ガイアナ、パーミアン盆地、ブラジル、化学製品とする

・特定の乾性ガス資産(dry gass assets)を開発計画から除外し、第4四半期に170億ドル-200億ドルの減損損失を計上する

・コスト削減にコミットし、配当政策は変更しない

おぉっ、確かに配当は維持する旨のことが書かれています。でも今年の第4四半期に巨額の減損損失を計上するんですね。キャッシュの流出があるわけではないものの、170億ドルってどのくらいの規模か分かります?

2019年第4四半期の最終利益は57億ドルでした。ざっとその3倍です。一年間の純利益は143億ドルでしたから、それよりも多い規模です。つまり、第4四半期は確実に赤字。しかも大赤字ですね、きっと。

ダレン・ウッズCEOのコメントを見てみましょう。
「最近の探査成功と戦略的投資の開発コストの削減は、私たちの投資ポートフォリオの価値を一層高めるものとなった。資産の格付けを続けることで、収益力とキャッシュ創出、バランスシートの再構築が改善する。これは将来のコモディティ(石油)価格サイクルをマネジメントし、信頼に足り得る配当を維持するためです」

エクソンは既に以下のような年間計画を発表し、実行に移しています。
・今年は既に100億ドル(30%)の投資を削減し、15%のキャッシュ流出を伴う経費を削減しました。経費マネジメントは、組織の再編と、従業員の削減で行います。21年までに世界で15%減らす計画です。先日もカナダで300人削減すると発表がありましたね。

・長期的な付加価値のある投資ポートフォリオを残すことで、エクソンは2027年までに利益を2倍にする計画です。これは原油価格が現行と同じという見積もりにおいてです。、

・戦略的な価値が小さい資産は開発計画から除外していきます。アパラチア山脈、ロッキー山脈、オクラホマ、テキサス、ルイジアナ、西部カナダやアルゼンチンなどにある特定の乾性ガス資産です。これにより、第4四半期は170億ドル-200億ドルの減損損失を計上することになります。

ウッズCEOによると、エクソンのビジネス環境には、第4四半期(10-12月)は新型コロナや経済的な制約にもかかわらず、改善の兆候が見られるとしています。
「価格と利益率において、第3四半期より改善している。またコスト削減と投資抑制により、想定よりも四半期キャッシュフローに改善が見られる」と述べています。

第4四半期の決算もなかなか厳しい数字が出てきそうですが、今日あたりの株価に織り込まれることでしょう。そんななかでも配当維持を明言してくれて、株主としては一安心です。原油価格も上昇傾向にあり、幸いにもキャッシュフローが改善しているとのこと。じっくり保有を続けたいと思います。


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