こんにちは。時短父さんです。

米IBM(IBM)は18日、アプリケーションパフォーマンス管理ソフトウェアを開発しているInstanaを買収することで、先方と合意したと発表しました。この買収により、IBMは自社のハイブリッドクラウド事業やAI事業をより先進的で強固なものにできるとしています。買収金額は公開されていません。

Instanaなんて聞いたことなかったのですが、調べてみたところ、設立は2015年とかなり最近の会社です。本社はシカゴ、開発センターはドイツにあります。今のところ非上場企業です。アプリケーション・パフォーマンス・マネジメント(APM)という分野に強みを持っています。

Instanaは企業名でもあり、システムの名称でもあります。Instanaはビジネスアプリケーションとサービスをより可視化し、そのパフォーマンスを管理することができる完全自動型のモニタリングソリューションなんだそうです。
Instana
つまり技術者がアプリケーションを作った時に、このInstanaを導入していると、そのアプリケーションの性能やパフォーマンスを完全自動的に管理してくれるみたいです。しかも可視化してくれる。そして自社アプリケーションをためより良く、より早く提供することできます。

なるほど、クラウド事業に今後注力しようとしているIBMが欲しくなるのも少し分かるきがします。Instanaを取得することで、IBMの人工知能ワトソンや自動化のためのIBMクラウドパックにとってメリットがあると、IBMは発表しています。

でもこれ以上はかなり専門的で、小難しい話になりそうで、、、

気になるのは買収金額ですね。Instanaのサイトを見てみましたが、財務情報が掲載されていませんので、売上高とか、財務状況が把握できません。なので、どれほどの規模の金額になるのやら検討もつかないのです。

いや、でも340億ドル(約3.7兆円)も出して買ったレッド・ハットの時ほどではないでしょう。さすがに。あれは結果的には良かったのかもしれませんが、IBMの長期債務とのれん代が急激に増加しました。

Instanaとの買収協議は数ヶ月掛かる見込みで、結果は年明けになるでしょうね。インフラサービス事業をスピンオフすると発表したかと思いきや、次は新たな事業買収の発表。インカム投資家としては、買収がIBMに長期的なキャッシュフローを生むものであってほしいと願うばかりです。


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巨象も踊る
ルイス・V・ガースナー
日本経済新聞出版
2002-12-02