こんにちは。時短父さんです。

米通信大手AT&T(T)のなかでは、今大きな変化が起きているようです。先日、2021年1月から新たなチェアマン(会長)にビル・ケナード氏が就任するとの発表がありました。現会長で少し前まではCEOも務めていたスティーブンソン氏は退任します。ビル・ケナード氏についてはこちらの記事を。

そして17日、AT&Tは2021年3月に現在最高財務責任者(CFO)のジョン・スティーブンス氏がAT&Tでの28年間のキャリアを終了して退任し、4月からパスカル・デスロチェス氏が就任すると発表したのです。デスロチェス氏は現在ワーナーメディア部門の財務責任者を務めていて、AT&Tの上級シニア副社長も兼任している人物です。

発表文によれば、退任するスティーブンス氏は、2011年に最高財務責任者に就任し、タイム・ワーナー買収をはじめてとした様々な投資案件に関わり、AT&Tを率いました。

「ジョンの何年にも渡る卓越なリーダシップ、絶え間ない献身と数えきれないほどの会社への貢献に感謝している」と現CEOのジョン・スタンキー氏(この人も「ジョン」です)は述べています。「彼の財務的な知識と投資家や従業員、顧客に対する強いコミットメントは計り知ることができないほど。彼はAT&Tの株主の長期的な価値を高めるために、財務を強固にかつ柔軟性に富むものに維持してきた」とも述べています。

この人がCFOを退任するジョン・スティーブンス氏
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John Stephens

そして、2021年4月にCFOに就任する予定なのがこちらのパスカル・デスロチェス氏
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Pascal Desroches

デスロチェス氏は現在56歳、セント・ジョンズ大学を卒業、コロンビア大学ビジネススクールにてMBAを取得しています。

現在はワーナーメディア部門のCFOを務めていますが、その前はターナーでCFOを、そして(AT&Tが買収する前の)タイム・ワーナーにてグローバルコントローラーを務めていました。タイム・ワーナーに入る前は、KPMGという会計・経営コンサルタント会社でタイム・ワーナーを担当していたようです。また米証券取引委員会(SEC)にてチーフアドバイザーも務めていました。

なので、かなり財務畑が長い人物であるのは間違いありません。

でも個人的には現CFOのスティーブンス氏が好きかな。なんか人柄良さそうだし。それに、定期的にAT&TのサイトでリリースされるスティーブンスCFOからの報告も気に入って読んでいました。これはデスロチェス氏に引き継いだ後も続けてほしいですね。

AT&Tは現在、財務基盤の強化のための改革を実行中です。非コア事業の資産売却を通じて、バランスシートを軽くし、キャッシュフローを生む体制に生まれ変わろうとしている最中です。

既に新CEOとなったスタンキー氏、来年1月からチェアマンとなるケナード氏、そして同4月からCFOとなるデスロチェス氏の新体制にて、株主・投資家にとって最適な経営を行ってほしいと思います。


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2020-06-18