こんにちは。時短父さんです。
9日のニューヨーク株式市場は正直なんて言っていいのか分からない展開でした。ダウ平均株価は先週末比834ドル(2.95%)高、S&P500指数は同41ポイント(1.17%)高、ナスダック総合指数は同181ポイント(1.53%)安でした。
ダウとS&P500が上がって、ナスダックが下がったんですね。ダウは一時1600ドル近くも上昇していたんです。
何故ダウは大幅に上昇したのに、ナスダックは下げたでしょう?
これはファイザー(PFE)のおかげです。ファイザー?だって、ファイザーって、この秋にダウ構成銘柄外されたんじゃなかったでしたっけ?
そうです。ファイザーはダウ平均株価の構成銘柄から外されて、製薬会社からは代わりにアムジェンが採用されました。
そのファイザーが今日のダウ平均株価の大幅上昇にどう貢献したか?それは、開発中の新型コロナワクチンの治験結果で、90%以上の確率で感染を防いだとの効果が認められたと報告したからです。
ファイザー株は一時10%上昇し、終値でも7.7%高でした。ファイザーありがとう!!
でもファイザー株を持っていない私がファイザーに感謝するのはどうしてか。
世界中の人たちが望んでいるワクチン開発ですが、これが進展すれば、全ての銘柄に恩恵がある訳ではありません。もちろん多くの銘柄にはプラスに働くのでしょうが。
実際、ワクチンの効果が認められた報道を受けて、原油先物が急伸しました。それはワクチンが広まれば、人の移動が再び促進される可能性が高まるからです。原油需要の大半は輸送や運輸で消費されますから、原油価格が上昇するのは自然な流れです。
おかげでエネルギー株が上昇しました。ダウ構成銘柄であるシェブロン(CVX)は11.6%高、石油メジャーの一角エクソン・モービル(XOM)も12.6%上昇しました。エクソンは私の保有株です。
他にも、ビザ(V)やコカ・コーラ(KO)が大きく上昇しました。これらは人の移動の自由が復活すれば、旅行や外出が増えるために、クレジットカード決済が増加するとの思惑があるでしょう。コカ・コーラもイベントの再開やレストランの営業に大きく売上を依存しているので、ワクチン進展は好材料となります。
保有銘柄じゃないけど、アメックス(AXP)は21%高、ボーイング(BA)は13%高、ウォルト・ディズニー(DIS)も11%高でした。
一方で、ワクチン開発でマイナスの影響を受ける銘柄もありました。それが大型のハイテク株。マイクロソフト(MSFT)やアマゾン(AMZN)。これらは5%安でしたし、ズーム・コミュニケーションズ(ZM)は17%安でした。
何故でしょうか?これは、ワクチンが出来ると、経済の回復が起きると見られるので、追加の経済対策や金融緩和がなくなると考えられるからです。大型のハイテク株は金融緩和・低金利のなかで、余ったマネーが辿り着いた投資先です。
ですから、ワクチン開発がこれら流行りの銘柄にはマイナスの影響を与えるのです。ナスダックが下落したのは、ズームやアマゾン、マイクロソフトが下落したからです。
難しいですね。株式投資って。ワクチンは世界中の人たちが望んでいるのに、そしてこれができれば経済活動が再び活性化すると思われるのに、それで下げる銘柄がある。まぁ、これまでの評価が過大だったのかもしれませんが。
今日もポチをお願いします。
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9日のニューヨーク株式市場は正直なんて言っていいのか分からない展開でした。ダウ平均株価は先週末比834ドル(2.95%)高、S&P500指数は同41ポイント(1.17%)高、ナスダック総合指数は同181ポイント(1.53%)安でした。
ダウとS&P500が上がって、ナスダックが下がったんですね。ダウは一時1600ドル近くも上昇していたんです。
何故ダウは大幅に上昇したのに、ナスダックは下げたでしょう?
これはファイザー(PFE)のおかげです。ファイザー?だって、ファイザーって、この秋にダウ構成銘柄外されたんじゃなかったでしたっけ?
そうです。ファイザーはダウ平均株価の構成銘柄から外されて、製薬会社からは代わりにアムジェンが採用されました。
そのファイザーが今日のダウ平均株価の大幅上昇にどう貢献したか?それは、開発中の新型コロナワクチンの治験結果で、90%以上の確率で感染を防いだとの効果が認められたと報告したからです。
ファイザー株は一時10%上昇し、終値でも7.7%高でした。ファイザーありがとう!!
でもファイザー株を持っていない私がファイザーに感謝するのはどうしてか。
世界中の人たちが望んでいるワクチン開発ですが、これが進展すれば、全ての銘柄に恩恵がある訳ではありません。もちろん多くの銘柄にはプラスに働くのでしょうが。
実際、ワクチンの効果が認められた報道を受けて、原油先物が急伸しました。それはワクチンが広まれば、人の移動が再び促進される可能性が高まるからです。原油需要の大半は輸送や運輸で消費されますから、原油価格が上昇するのは自然な流れです。
おかげでエネルギー株が上昇しました。ダウ構成銘柄であるシェブロン(CVX)は11.6%高、石油メジャーの一角エクソン・モービル(XOM)も12.6%上昇しました。エクソンは私の保有株です。
他にも、ビザ(V)やコカ・コーラ(KO)が大きく上昇しました。これらは人の移動の自由が復活すれば、旅行や外出が増えるために、クレジットカード決済が増加するとの思惑があるでしょう。コカ・コーラもイベントの再開やレストランの営業に大きく売上を依存しているので、ワクチン進展は好材料となります。
保有銘柄じゃないけど、アメックス(AXP)は21%高、ボーイング(BA)は13%高、ウォルト・ディズニー(DIS)も11%高でした。
一方で、ワクチン開発でマイナスの影響を受ける銘柄もありました。それが大型のハイテク株。マイクロソフト(MSFT)やアマゾン(AMZN)。これらは5%安でしたし、ズーム・コミュニケーションズ(ZM)は17%安でした。
何故でしょうか?これは、ワクチンが出来ると、経済の回復が起きると見られるので、追加の経済対策や金融緩和がなくなると考えられるからです。大型のハイテク株は金融緩和・低金利のなかで、余ったマネーが辿り着いた投資先です。
ですから、ワクチン開発がこれら流行りの銘柄にはマイナスの影響を与えるのです。ナスダックが下落したのは、ズームやアマゾン、マイクロソフトが下落したからです。
難しいですね。株式投資って。ワクチンは世界中の人たちが望んでいるのに、そしてこれができれば経済活動が再び活性化すると思われるのに、それで下げる銘柄がある。まぁ、これまでの評価が過大だったのかもしれませんが。
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