こんにちは。時短父さんです。

今朝は立て続けに決算発表の記事を投稿してすみませんでした。

今日はもう一つ、フィリップ・モリスインターナショナル(PM)が発表した第3四半期のキャッシュフローが明らかになりましたので、これをお伝えします。

米たばこメーカーのフィリップ・モリスはすでに第3四半期の決算発表を終えており、前年比で2%の減収、21%の最終増益だったとお伝え済みです。

フィリップ・モリスのようなたばこメーカーに投資をする場合、通常はインカム目的だと思います。インカム、つまり配当です。企業に流入するキャッシュが多ければ多いほど、安定した配当を株主にもたらしてくれるわけです。

営業キャッシュフロー(通常は収入)から投資キャッシュフロー(通常は支出)を差し引いたフリーキャッシュフローが、配当支払総額を上回っていれば、まず安心と言えます。

決算発表では、9ヵ月間の累積営業キャッシュフローは66.5億ドルと公表されていましたが、投資キャッシュフローは公表されていませんでした(同社の場合、いつもそうです)。

で、27日フィリップ・モリスが規制当局に提出した10Q報告書によると、投資キャッシュフローは5.6億ドルの支出でした。前年同期は16.2億ドルの支出でした。つまり65%も投資を抑制したことになります。

なので、フリーキャッシュフローは66.5億ドル-5.6億ドル=60.8億ドルとなりますね。

【PM】3QCF推移

それでもって、累積の配当総額は54.8億ドルです。キャッシュフローベースの配当性向は90%です。つまりフリーキャッシュフローで配当を賄えていることを意味します。前年同期は104%となっていたので、改善しましたね。

とはいえ高い水準であることは事実です。普通ならまずい。

でもたばこメーカーは日々の設備投資にほとんどお金が掛かりません。なのに、たばこという中毒性のある製品により、莫大なキャッシュが流れ込んできます。株主に還元するしか使い道がないので、高い配当性向は、たばこメーカーに限っていえば許容できるのです。


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マーク リクテンフェルド
APJ Media
2020-06-18