こんにちは。時短父さんです。

本日(27日)、米コングロマリットの3M(MMM)は第3四半期の決算を発表します。おそらく日本時間の夜(20時頃かな)、プレスリリースされるはずのなのですが、その前に私はこの四半期決算で、3Mは市場予想を上回る利益を発表すると考えています。

ちなみに市場予想は調整後の一株利益で2.25ドルとなっています。

私は(調整前)一株利益で2.46ドルを予想します。

以下、理由を述べます。

まず売上高ですが、この第3四半期(7-9月)は83億ドル程度が見込まれています。3Mは7-8月については、月次の業績を既に発表していて、7月は28億ドル、8月は27億ドルでした。月は28億ドル程度となるからです。いいですか?売上高は83億ドルです。83億ドルは前年同期比では3.9%増という規模です。

次に過去の営業利益率と純利益率を調べてみます。
2012年第1四半期から2020年第2四半期までの平均営業利益率と平均純利益率は、それぞれ22.3%と15.6%でした。これに売上高を掛けてやれば、推定の営業利益と純利益が算出されます。やってみましょう。

営業利益:83億ドル×22.3%=18.49億ドル(前年同期比8.1%減)
純利益:83億ドル×15.6%=12.96億ドル(同18.1%減)

あらら、前年同期比で大きく減少してしまいました。
純利益を発行済み株式数で割ってみます。第2四半期の決算書に期中平均の株式数(5億8080万株)がありましたので、これを使います。

一株利益:12.96億ドル÷5億8080万株=2.23ドル(同18.9%減)

前年比19%減に加えて、市場予想も下回っています。

しかし、3Mの利益率には大きな特徴があります。第3四半期は平均を上回っているという事実。2012年からの第3四半期の平均営業利益率は23.9%、平均純利益率は17.2%となっています。全四半期平均より、1.5ポイントほど上振れています。

どうせならこの数字を使いましょう。

営業利益:83億ドル×23.9%=19.84億ドル(前年同期比1.4%減)
純利益:83億ドル×17.2%=14.27億ドル(同9.8%減)

これで減益幅がやや縮小されましたね。14.27億ドルを先ほどの期中平均株式数で割ってみます。すると・・・

一株利益:14.27億ドル÷5億8080万株=2.46ドル(同10.6%減)

3Q業績推移

あ、ちなみに2019年第3四半期は、事業売却分で0.14ドル多く利益が積まれたので、それを差し引くと、前年比5.7%減となります。

いずれにしても、2.46ドルは市場予想2.25ドルを0.21ドル上回っています。ただ、市場予想は調整後利益で、私の予想は基本的な一株利益です。

2.46ドルから希薄化分で、0.02ドル程度減少し、多少の一時項目が差し引かれると、調整後一株利益は2.30~2.35ドル程度になるのかなと思います。

とはいえ、市場予想は上回っています!

今夜の決算発表に期待しましょう。


今日もポチをお願いします。
↓↓
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ