こんにちは。時短父さんです。

米投資銀行のゴールドマン・サックスグループ(GS)は、2020年第3四半期(7-9月)の決算を発表しました。内容は非常に良かったです。

総収入は107.8億ドルで、前年同期比29.5%増加しました。総収入の市場予想は95億ドルでした。資産運用部門が同70%増を始め、主要4部門全てで増収となりました。

純利益は34.8億ドルで、同94.3%増加しました。希薄化後の一株利益も9.68ドルと倍増し、四半期としては過去最高となりました。一株利益の市場予想は5.53ドルでした。

GS 3Q業績推移

ゴールドマンが好調だったのには、新型コロナのパンデミックを受けて、株式・債権の取引が活発になったことが要因です。トレーデング収入はグループ全体で29%増加し、46億ドルでした。特に債権トレーディングは49%増と好調でした。

しかし総収入で見ると、第2四半期(4-6月)の方が良かったんです。132.9億ドルもあって、第3四半期より19%も多かった。なのに、第2四半期の純利益が1.9億ドル(一株あたり0.53ドル)しかなかったです。

これは第2四半期は「貸倒引当金」を15.9億ドル計上していたのに対し、第3四半期は2.7億ドルで済んだことと、第2四半期は「その他費用」を35.1億ドル計上したのに対し、第3四半期は5.1億ドルだったことなどが要因です。

単純化して言えば、収入は前期比では減少(※前年比では増加)しましたが、費用を大きく下げることができたので、過去最高の利益となったのです。

また今後はIPO関連の引受手数料でも稼いで行けそうです。今期はスノーフレークやロケット・カンパニーズなどのIPO(新規株式公開)が相次ぎ、手数料収入を増やしました。ゴールドマンのシャーCFOはIPO案件が「大幅に増えている」と述べ、今後の手数料増加を示唆しています。


こんな不景気のなかでの過去最高益達成で、GS社員と結婚したとされる女優・石原さとみさんはきっと大喜びでしょうね(笑)「女優と結婚したいから」という理由で投資銀行に入れるほど、甘くはないと思いますが、一般平民もそういった優秀な社員が挙げた利益を享受することは可能です。

そう、株主になってしまえばいい。

ゴールドマン・サックスの株主になれば、不景気の時にもほとんど配当を減らされずに、その恩恵を受けることができます。
【GS】配当推移

今年はFRBによる資本規制があって、増配は難しそうですが、金融危機後から続いていきた連続増配は伸ばすことは確実です。規制が外れた暁には増配発表があるでしょう。

景気が良ければ当然に株式トレーディングは増え、景気が悪くても人々の不安から株式・債権トレーディングは増える。もう最高なビジネスじゃないですかね・・・


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