こんにちは。時短父さんです。

米通信大手のAT&T(T)が13日発表したところによると、チェコの投資会社PPFグループによる中央ヨーロッパ・メディア・エンタープライズ社(CME)の買収が完了しました。

当該取引の終了により、CMEの筆頭株主であったAT&Tは現金11億ドルを手にし、CMEの5億7500万ドルの負債から解放されます。AT&Tは、2018年タイムワーナー取得の際に、CMEの株式も保有する形となっていたようです。

この事業売却は、AT&Tが進めてきた非中核資産の現金化の一環であり、これは株主価値を高めるものです。AT&Tによれば、同社はバランスシートを強化するために、引き続き純負債を引き下げることに焦点を当て、借入コストを改善して行く、としています。

現金11億ドルですか。きっとこれも配当の原資に充てられるのでしょうね。が、しかしAT&Tの年間配当支払額(2019年)は148.8億ドルです。どう考えても、11億ドルでは少ない・・・

でも、148.8億ドルを四半期で割ると、一四半期あたりは37.2億ドルの支出です。そう考えると、11億ドルの臨時的な現金獲得は意味のあるものと考えられます。

先日、ブロガーの中年不良正直者(なおびと)さんの試算をもとに、私が試算し直したものによると、四半期配当は0.50ドルが妥当ということになっています。実際AT&Tは0.52ドル払っています。つまり理論的には0.02ドル分の現金が不足しているのです。

正直者さんの試算では、0.46ドルでした。この場合だと0.06ドルの不足です。

で、11億ドルがこの不足分を埋め合わせできればいい(配当維持される)わけですが、できると思いますか?

現在の発行済み株式数は71.25億株です。これに不足分0.02ドル(または0.06ドル)を掛けてやればいいですよね。

71.25億株×0.02ドル(0.06ドル)=1.425億ドル(4.275億ドル)となります。

今回の売却で得る11億ドルで、余裕で埋め合わせできるじゃないですか!
私の試算の場合だと7四半期分、正直者さんの試算だと2四半期分に相当します。増配はおろか、減配も囁かれているなかで、この臨時収入は大きいですね。

何だかんだ言っても、売れる資産があるのは強みです。業界は異なりますが、エクソン・モービル(XOM)も欧州の一部資産を売却すると発表していましたね。これも配当維持のためです。

一時的に現金が増えるとはいえ、AT&Tもエクソンも人員削減や負債の削減を通じて、コストを継続的に落として行く必要があるのは明らかです。引き続き、株主・投資家のために働いてもらいたいと思います。

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「年100回配当」投資術ー日本人が知らない秘密の収入源
マーク リクテンフェルド
APJ Media
2020-06-18