こんにちは。時短父さんです。

ブログ村の住人である不良中年正直者(なおびと)さんが、先日AT&Tの今期予想配当を修正するという記事を投稿されていました。

それによれば、ジョン・スタンキーCEOのカンファレンスでの発言を受けたもので、その発言のなかで今期の設備投資額が200億ドル規模になると説明があったからです。

正直者さんの新たな試算では、今期の四半期配当予想は1株あたり0.46ドルとなるとのことでした。以下、試算の経緯です。正直者さんのブログ記事から抜粋させてもらいました!

正直者さんの試算

凄いですよね。経営者の発言・説明からよくここまで試算されるなと感心してしまいます。私もCEOの発言に関するプレスリリースは読んでいましたが、ここまでの発想がありません。みんな頭良いんだなぁ・・・

で、上の試算を眺めてみて設備投資額200億ドルは発言の通りだし、配当性向60%もこれまで会社方針と変わりません。発行済み株式数も現実的なものかなと思っています。

しかし、一つだけ抜けているのがあると思いました。それは営業キャッシュフローを単純に2倍している点です。通期の営業キャッシュフローだから、第2四半期累積(1-6月)を2倍するのは、確かに合理的です。

でもどうせするならば、これまでの傾向も加味したら、より正確な数値が出せるのでは?と思うのです。

ということで、正直者さんには大変申し訳ないし、恐れ多いのですが、試算しなおしてみました。

一番気になった通期営業キャッシュフローについて、第2四半期累積を単純に2倍した点ですが、過去2010年から2019年の通期と第2四半期累積を比較してみると、平均2.08倍であることが分かりました。

確かに概ね2倍であるのは間違いないですね。

【T】営業CFの推移

なので、2020年第2四半期累積の20,925(百万ドル)に2.08を掛けると、通期の予想(43,524)が出ます。

20,925×2.08=43,524

正直者さんの試算41,850より1,674多くなりますね。

これから、設備投資額200億ドルを差し引くと、フリーキャッシュフローは23,524(百万ドル)となります。発行済み株式数は変えずに7,125(百万株)で割ると、1株配当は1.98ドルとなりますね。よって四半期配当は0.50ドルです。

正直者さんの試算0.46ドルより、0.04ドル多くなることが分かりました。

それでも、現在の四半期配当0.52ドルより低いことになるので、ちょっと厳しいことには変わりありません。

不要な資産を即刻売却して、負債を減らし、現金を生み出さないと、増配できないどころか、配当を維持することすら難しくなります。

ちなみに私が試算した営業キャッシュフロー(フリーキャッシュフロー)の水準で、四半期配当を維持するとしたら、どういうやり方があるでしょう。考えられるのは発行済み株式数を減らしてやればいいのですが、この場合現行から4.5%(3.25億株)も減らす必要が出てきます。

現在の株価29ドルとすると、94.25億ドル(3.25億株×29ドル)も投じる必要があり、現実的ではありませんね。今は自社株買いよりも、負債を減らすことを優先した方がきっといい。

やはりAT&Tが配当を維持し、さらに増配するには、今期の営業キャッシュフローの大幅な増加が必須だ、と言えそうです。


今日もポチっとお願いします。
↓↓
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ