こんにちは。時短父さんです。

米複合企業の3M(MMM)は8月の月次売上高を前年比2%増の27億ドルだったと発表しました。現地通貨・既存事業ベースでは2%減少しています。8月は営業日が1日少なかったことで、約5%(1.3億ドル)の減収要因となっています。逆に9月は1営業日多くなるので、トータルでは相殺されます。

【月次】月次売上高推移

3Mは第1四半期決算発表時に、今年は通期見通しを出さない代わりに、月次売上高を報告すると発表していました。グラフを振り返ってみると、春以降徐々に売上高が回復しているのが分かりますね。5月も2営業日少なかったので、実質的には4月が最小だったはずです。

第1四半期(1-3月)は80.7億ドル、第2四半期(4-6月)は71.7億ドルでした。そして第3四半期は、これまでのところ55億ドルです。3Mは同期に82-83億ドルの売上高を見込めるとしており、逆算すると9月は27-28億ドルとなる見通しです。

コロナの影響が出始めた第1四半期の売上高を超える見通しで、株主としては一安心といったところでしょうか。


部門別の売上高を確認します。

ヘルスケア部門は前年比23%増加(現地通貨・既存事業ベースは6%増)、消費者部門は同3%増加(同2%増)、安全・産業部門は同6%増加(同6%増)、輸送・エレクトロニクス部門は同11%減少(同11%減少)でした。

ヘルスケア部門は昨年医療機器メーカー・アセリティを買収しているので、その調整分が働いています。7月は29%の増加だったので、伸びは鈍化しました。

消費者部門は前月9%増だったので、伸びが鈍化しています。コロナの感染拡大が留まらず、企業のオフィス回帰が進まずに、オフィス関連用品の需要が伸び悩んでいるんでしょう。

安全・産業部門は前月と変わらずの伸びでした。中国経済が良くなってきていると聞いていますが、徐々に工場再開の良い影響が出ているのでしょうか。

輸送・エレクトロニクス部門は、7月の6%減少から、減少幅が拡大しています。自動車関連で厳しい状況が続いていると思われます。もちろん4-5月に比べたら格段にマシですが・・・

【月次】部門別月次売上高推移

最後に地域別を確認します。
アジア太平洋は前年比2%減少(現地通貨・既存事業ベースは5%減少)、EMEAは同7%増加(同0%)、米州圏は4%増加(同0%)でした。

アジア太平洋地域の減少は、実は日本事業が大きく影響してしまっているようです。日本事業はなんと15%減でした。一方、中国は6%増でした。ちなみに4-7月の各月においても、日本はずっと前年実績大幅割れです。完全に全体の足を引っ張ってしまっています。

【月次】日中売上高推移

これは下手したら、日本事業は大幅なリストラが待っているかもしれませんね。日本事業の年間売上高は30億ドル前後(全体の1割弱)あるので完全撤退はないでしょうが、外資系企業は容赦ないですからね。立て直しは急務です。


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