こんにちは。時短父さんです。

米国株の主要3指数のうち、S&P500指数とナスダック総合指数が21日終値として、それぞれ最高値を更新しましたね。S&P500指数は前日比0.37%高の3397.16ポイント、ナスダック総合は同0.42%高の11,311.80ポイントとなりました。

なんだか最近の株式市場はどうなってしまっているんでしょうね。経済が回復したとは到底言えない状況なのに、連日のように株価だけは最高値を更新しています。コロナショックの底値からは、もう50%以上も上昇しているんですよ。

あぁ、あの時に買っておけばな~、少しは儲けられたに・・・なんて思っている人、結構いるんじゃないでしょうか?もちろん、私もその一人です(笑)

今からじゃ、半年間で50%超ものリターンを得るのは無理ですよね。でもこの最高値更新の波に乗るべきでしょうか?

専門家の見方も分かれていますね。
楽観的な意見としては、ゴールドマンサックスのストラテジストたちはS&P500は年末時点で3600まで上昇するだろうと予想しています。「今後、株式のリスクプレミアム低下は債券利回りの上昇を上回るだろう。コンセンサスを上回る当行の1株当たり利益予想と合わせると、S&P500種は年末までに3600へと上昇するだろう」と分析しています。

また調査会社ヤルデニ・リサーチやRBCキャピタル・マーケッツは、ここ数週間に同指数の予想を引き上げています。


一方で悲観的な見方もありますね。
イリノイ州教職員退職年金基金の投資オフィサーは「ファンダメンタルズと各市場の間には大きな隔たりがある」と指摘していて、11月の米国大統領選挙で「民主党圧勝」の見方が強まれば、「強気センチメントが弱気に変わる転換点になるかもしれない」と述べています。

イギリスのヘッジファンドのブレバン・ハワード・アセット・マネジメントも、子供が在宅学習をすることで、親の労働時間の短縮や、場合によっては離職も選択肢になるとし、これらは「中小規模の景気後退と同じくらい労働市場を混乱させる」恐れがあると指摘しています。


確かに現在のS&P500はちょっと買われ過ぎているようです。過去の平均PERは18倍程度ですが、現在は26倍だそうです。4-6月の決算では市場予想を上回る企業が8割に上りましたが、これには減益でも予想は上回った分も含まれます。株価が企業収益に合っていないのは事実のようです。

だから、今は買い時ではないのか?
ウォーレン・バフェットは「皆が貪欲な時には慎重に、皆が慎重な時には強欲に」というような事を言っています。これに従えば、今は買い時ではないのでしょう。

でも今の株高って、このバフェットの言葉が必ずしも当てはまるとは言えない状況で起きていることなんじゃないかなとも思います。

ホリコ・キャピタルマネジメントの堀古氏は、テレビ番組で「超低金利時代は成長率が1%上がるだけで、企業の株価は何倍にもなる。成長力のあるハイテク株が買われるのは、(例えPERが何十倍だろうと)自然なこと」だそうです。

専門家も著名投資家も言っていることがバラバラで、どう判断したら良いのでしょうね。

個人的には、米国株は短期的には調整局面はあるものの、長期的に見れば右肩上がりをしていくと考えているので、少しずつ買って行くのが正解だと思っています。無難な答えだけど。だから完全に波に乗るっているより、半分くらい乗るくらいにしておきたい。

コロナショックのような暴落はもうしばらくは来ないでしょうから、株価指数への投資で極端に大きなリターンは狙いにくい。であれば、コツコツと積立投資をしていくことくらいしか出来ないんじゃないかな。でも結局それが、それなりのリターンを生むことは実体験として持っているので、安心して投資できると思います。

今後数カ月間、やや小さな調整局面があるかもしれませんが、気にせずに投資を継続していって良いと私は思います。


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