こんにちは。時短父さんです。

ブルームバーグが伝えたところによると、ゴールドマンサックスのストラテジストたちは、S&P500指数採用銘柄の通期の利益予想を引き上げました。

採用銘柄の4-6月期決算で、1株利益が市場予想を上回る企業が相次いだことで、強気姿勢に転じやすくなったようです。

4-6月期の1株利益が市場予想を上回った企業は80%に上り、過去最高だそうです。

私の保有銘柄でも同様で、感覚的には市場予想超えの企業は多いなぁと思っていました。関係者が想定していたほど、S&P500採用企業の業績は悪くはなってはいなかったということです。


1株利益予想について、ゴールドマンサックスは従来の115ドルだったものを、130ドルに引き上げています。それでも前年比では21%減少とのことです。また21年は170ドルと予想しています(20年比31%増)。

今年の2割減少は仕方ないですね。パンデミックの収束が見えずに、経済活動が止まりましたから。市場も織り込んでいると思います。

さて肝心のS&P500指数のバリュエーションはどうなのか?ということですが、過去の平均予想PERは17倍なので、単純に当てはめると、2210ポイント(130ドル×17)となります。現在は3333ポイント辺りなので、33%割高です。

また21年は2890ポイント(170ドル×17)で、こちらでもまだ現在の方が割高ですね。

しかし、実績PERは25倍程度なので、こちらを当てはめると、20年は3250ポイント、21年は4250ポイントになります。やや控え目の20倍程度に見積もったら、それぞれ2600と3400となります。

明らかに現在は割高な水準だとの印象がありますね。これはPERだけで見ているからです。

今朝のモーサテで、ホリコキャピタルマネジメントの堀古さんが言っていましたが、超低金利時代は成長率が1%上がるだけで、企業の株価は何倍にもなるとのこと。成長力のあるハイテク株が買われるのは、(例えPERが何十倍だろうと)自然なことだそうです。詳細は、テレ東のビジネスオンデマンドを見て下さい。


ということは超低金利時代の今、FAMGを始めとしたハイテク株が調子が良いのは自然なことで、これらを組み入れている株価指数がこれからも上昇していく可能性は十分にあります。

コロナ禍でも、FRBによる大規模な金融緩和と政府による財政支出が支えとなり、FAMGに引っ張られるかたちで、ナスダック100やS&P500が上昇した説明がつきます。

加えて、先のゴールドマンサックスによる利益予想の上方修正が追い風となり、S&P500はこれからも当面は上昇して行くと考えられます。


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