こんにちは。時短父さんです。

ロイターが伝えたところによると、石油メジャーのエクソンモービル(XOM)は、10月から従業員向け401k年金プランの会社拠出を停止することになりました。

401k年金プランと言えば、確定拠出年金のこと。会社が従業員のために決まった(確定した)額の資金を拠出して、従業員が自由に運用して、将来の年金にするものです。

エクソンモービルは当面の間、その拠出を停止するとのこと。

先月末、エクソンモービルは2四半期連続の最終損失の決算を発表。同社はすでに30%の投資計画の削減と、営業費用を(少なくとも)10億ドル削減することを表明済み。「現在の事業状況を鑑みれば、会社は更に進んだコストカットをしていく」と従業員向けにメッセージを出していました。

全ては株主への配当を守るためです。

ありがとうございます!エクソンモービルのダレン・ウッズCEO!あなたは本当に株主思いのCEOですね。従業員の利益よりも、株主の利益を優先させる、真の経営者です。会社は株主のものだってことが良く分かっていらっしゃる。

石油・エネルギー業界は本当に今は厳しい状況なのは承知しています。オキシデンタル石油(OXY)は7月支払の配当でたった0.01ドルしか払いませんでした(前回は0.79ドル)。石油メジャーのライバル、BPも50%(0.630ドル⇒0.315ドル)の減配を発表しました。

どこも大変な時なのです。エクソンだって他人事じゃないはずです。2四半期連続の最終赤字で、フリーキャッシュフローは-38億ドル、営業キャッシュフローマージンは下がり続けています。なんと言っても、年間で150億ドル(1兆5750億円)にもなる配当支払です。
四半期利益の推移

ホントどうするんだろう・・・

こんな状況なのに、配当には手を付けず、まずは投資の削減、費用の削減、そして次は雇用の削減となっていくのでしょう。配当を維持するために、とは表向きは言わないまでも、従業員を削減すると発表した企業もあります。

3M(MMM)です。

3Mは1月に1500人の削減を発表して構造改革を進めています。しかし第2四半期は予想を下回る結果でした。そのため、一層のコスト削減が求められていて、追加で1700名の減少(削減と退職や採用停止による自然減)を見込んでいます。

3Mはエクソンモービルに比べれば、まだ配当がどうこう言うレベルではありません。フリーキャッシュフローは増えてますし、配当性向は60~70%程度です。しかし油断はできません。しっかりと立て直しを図ってもらいたいと思います。

日本では配当を維持するために、雇用に手を付けるなんてことは、実質的にできないでしょうね。まずは雇用を守る。株主還元は真っ先にリストラ(配当停止、無配、減配、優待停止、優待改悪など)の対象で、従業員が甘い汁を吸っています。働く側とすれば、有難いことなんでしょうけど、彼らも投資をして株主になってみたら、気持ちが分かると思います。


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